過程 |
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指導上の留意点(・)、評価規準と評価方法(◎○)
算数的活動(◇)、ICT利活用(◆) |
つかむ |
1 |
本時の問題を知り、課題を捉える。
(教科書p78@)
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◆ |
電子黒板を用いて、学校からポストまでを結んだ直角三角形を拡大提示する。 |
[問題]
右の図は学校のまわりの縮図です。ABの実際の長さ300mを3pに縮めて表しています。校門からポストまでの実際の道のりやきょりは何mですか。 |
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・ |
校門からポストまでを結んだら直角三角形になることに気付かせる。 |
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見通す |
2 |
解決の見通しをもつ。 |
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実際の長さをどれくらい縮めたかを考える。 |
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・ |
実際の長さをどれくらい縮めたかを問い、1/10000に縮めていることを確認する。 |
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実際の長さを縮めた割合のことを縮尺ということを知らせる。 |
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縮尺の表し方には次のような表し方があることを知らせる。
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・ |
縮図は長さを縮めて表しているので、実際の長さは元に戻す必要があることを確認する。 |
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自力解決 |
3 |
自力解決をする。 |
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《予想される児童の考え》
〔距離〕
AC:
5(p)×10000=50000(p)=500(m)
〔道のり〕
AB:4(p)×10000=40000(p)=400(m)
BC:3(p)×10000=30000(p)=300(m)
AB+BC 400+300=700(m)
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◇ |
縮図上での長さを測り、縮尺を基に、実際の長さを求めさせる。 (ア) |
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学び合い |
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直線の交わり方やならび方について調べたことを友達に説明する。 |
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◇ |
縮図を基に、図と式を対応させながら説明をさせ、間違っていないかも互いに確かめさせる。(イ) |
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5 |
考えたことをグループの代表が発表し、全体で話し合う。 |
《発表した児童の考え》


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◆ |
書画カメラを用いて児童のノートを拡大提示し、その図や式、言葉を使って説明させる。 |
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実際の長さを求める際は、縮尺を元に戻す必要があることを確認する。 |
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まとめる |
8 |
本時の学習を算数日記にまとめる。 |
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《児童が実際に書いた算数日記の例》 |

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縮図と縮尺を活用すれば、実際の長さを計算で求めることができることをまとめる。 |
◎ 縮尺の意味とその表し方を理解している。
【知識・理解】(観察、ノート)
A 実際の長さを縮めた割合を縮尺といい、縮尺を使って実際の長さが求められることを理解し、そのことを分数や比などで表された縮尺の中の数値を用いて説明している。
B 実際の長さを縮めた割合を縮尺といい、縮尺を使って実際の長さが求められることを記述している。
〔「努力を要する」状況(C)と判断した児童への指導〕
もとの図の何分の一の縮図であるかを考えさせ、実際の長さはそれぞれ10000倍すればよいことを確認する。 |
※ |
学習活動の観察や学習のまとめとして書かせたノート記述の分析を基に、全員を対象とした評価を行い記録に残す。 |
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縮尺を確認させ、必要な情報として、縮図のどこの長さを測ればよいかを気付かせる。 |
○ 縮図(地図)上の情報を基に、実際の長さを求めることができる。【技能】(観察、ノート)
A 1kmを1cmに縮めて表していることを捉え、縮尺を考えて実際の長さを式を立てて計算で求めることができる。
B 1kmを1cmに縮めて表していることを捉え、実際の長さを求めることができる。
〔「努力を要する」状況(C)と判断した児童への指導〕
1kmを1cmに縮めた縮図であることを確認し、実際の長さを求めるには、縮図上の長さを何倍すればよいのか考えさせる。 |
※ |
前時までに「努力を要する」状況(C)であった児童が「おおむね満足できる」状況(B)となるよう指導し、本時において「十分満足できる」状況(A)になった児童がいれば記録に残す。 |
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授業で分かったことや感想、これから気を付けたいことや更に調べてみたいことなどを書かせるようにする。 |
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