過程 |
学習活動
算数的活動 |
指導上の留意点(○)、評価規準と評価方法(◇)
算数的活動の指導にかかわる留意点(◎) |
つかむ |
1 本時の課題をとらえる。
・三角形、平行四辺形の面積を求めよう。(高さが外側にある図形)
(教科書10ページの三角形、平行四辺形)
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○ 底辺と高さに色を付けさせ、それぞれを押さえる中で、前時までに取り扱ってきた三角形と平行四辺形との違い(高さが分かりにくく、外側にある場合)について押さえる。 |
図形の中に高さが見えない三角形や平行四辺形の面積を求めよう。 |
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見通す |
2 解決の見通しをもつ。
面積の公式を用いて考える。 |
◎ 外側にある底辺に垂直な高さを確認し、公式に当てはめて実際に解き、答えの見通しをもたせる。
○ 三角形や平行四辺形の面積の求め方を振り返り、図形を切り取ったり動かしたりして面積を求め、確かめることを押さえる。 |
自力解決 |
3 自力解決をする。
三角形と平行四辺形の面積を求める。
《予想される児童の考え》
・三角形や四角形に分割
・切って動かし、高さが図形の内側にくる三角形
・平行四辺形を作る(教科書10ページを参照)
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自分の考えをまとめ表現する。
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◎ 三角形や平行四辺形の図形のワークシートを配布し、線を引いたり、切り取ったり、動かしたりするなどの作業的な活動をさせ、面積を求める方法を考えさせる。
※ ワークシートは、そのまま提示して話し合えるように、拡大して使用する。(長さは、1ますを1cmとしてとらえさせて使用させる。)
◎ 単に式だけで表すのではなく、相手に分かりやすく伝えることを意識させ、求める手順を明確にして、図や式、言葉を関連付けた説明を考えさせる。
◇ 既習の三角形や平行四辺形に変形して、高さが外側にある三角形や平行四辺形の面積を求めることができる。
【数学的な考え方】
〔行動観察、ワークシート等〕
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学び合い
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4 ペアをつくり、お互いに自分の考えを説明し合う。
・どのような図形と見て考えたか |
◎ 近くの友達とお互いの考えを伝え合うことで、自分の考えを振り返らせたり、情報を共有させたりする。
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5 全体の場で、式と考えを説明する。
@それぞれの考えを出し合う
Aどれも公式と同じ面積となる
→高さが外側にあっても、公式を当てはめることがで
きる。
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◎ 考え方や解き方などの説明を付け加えながら全体での話し合いを進めていく。
◎ お互いの考えの共通点や相違点などを話し合わせる中でそれぞれの考え方を認めながら、そのよさに気付かせる。
○ 求め方は異なるが、どの考え方も公式を使って求めた面積と等しくなることを押さえ、高さが外側にあっても公式を当てはめて求めることができることを押さえる。 |
まとめ |
6 本時の学習を振り返る。
どの三角形や平行四辺形でも面積の公式をあてはめて求めることができる。 |
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7 公式を使って適用問題を解く。
(教科書10ページのA番)
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○ 高さは必ず底辺に垂直であることを再確認し、適用問題へとつなげる。底辺と高さにそれぞれ印を入れ全体で確認し、問題を解かせるようにする。
○ 底辺と高さが等しい三角形や平行四辺形は面積が等しいことにも気付かせる。
◇ 高さが外側にある三角形や平行四辺形の面積について公式を当てはめて求めることができる。
【数量や図形についての表現・処理】
〔ワークシート等〕 |
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参考資料「児童のノート」 |
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