社会的な見方や考え方を深める社会科学習に取り組んでみよう!

単元名   
 「学校のまわりはどんなようすだろう−循誘公民館の利用者がふえるアイデアを考えよう−」
                                                  (第3学年)

1 本時の目標

循誘公民館の利用者が増えるアイデアを比較・検討することで、「これからの循誘の町」像について判断することができる。【社会的な思考・判断】

2 板書
 
3 本時の展開
@ 2つの観点から、アイデアの評価をしよう A 両方のアイデアについて話し合いをしよう

「【たくさんの人が利用できる】【しあわせな気持ちになる】の観点から、両方のアイデアの評価をしていくよ。観点のところに、○か×のどちらかを入れて、その理由も書きましょう。」
 
ワークシートに不慣れなので、評価の「×」を書かせるよりも、評価の「○」を書かせるようにする。理由を必ず書かせることで、その後の話し合いにつながるようにする。

 

2つの観点からアイデアを比べていくよ。どちらのアイデアが公民館の利用者を増やすのにいいのかな。」

児童の意見を分かりやすい文にしながら、アイデアの評価を進めていく。その際、立場となる言葉に着目させていく。板書でも下線を引くなどして目立たせると、本時後半の選択理由を書かせるときに使わせやすい。調べたこと(資料)と結び付けることで、学習の振り返りにつなげていく。

B 【これからの循誘の町】を考えよう C 【これからの循誘の町】からアイデアを選択しよう

「アイデアの評価から、それぞれのアイデアがつくる【これからの循誘の町】は、どんな町だろう。」

 【これからの循誘の町(目指す社会像)】を児童とのやり取りから、文章化する。事前に考えた教師の文章にしなくてもよい。

「どんな町になったらいいかを【これからの循誘の町】から考えて、アイデアを見直そう。」

選択理由には、未来の町の姿を具体的に書かせることが望ましい。町のイメージができている児童の理由を紹介することで賞賛する。アイデアのメリットや反対意見だけを理由にしている児童には、それから考えられる町の姿を想像させる。

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最終更新日:2009-12-24