支援6 視覚イメージ力のトレーニング「エンジョイジオボード」
ジオボードは,正方形の板にペグと呼ばれる釘が打ち付けてあり,そこに輪ゴムをかけて図形を作っていくもので,形態や空間をイメージする力の発達を促すのに効果的な教材である。算数や数学の図形領域での学習においては,よく用いられている。そこで,文字は,線が組み合わさった図形と言えるので,文字を線から一塊のもの(図形)と認識できると,文字を覚えることが容易になると考えられる。エンジョイジオボード」(理学館)は,5行5列,合計25本のピンに複数の輪ゴムをかけて図形を完成させるもので,ボードが透明になっており,見本と重ねることで,見本通りにできたかどうかが一目瞭然で分かるようになっている。
詳しくはhttp://www.rigakukan.com(「視覚と学習障害」 理学館)
エンジョイジオボード A児の様子
  • 教育センターで,「せんをひこう」という課題で,取り組む。
  • レベルを段階的に上げていく。

    • 初めは,何度見本を見ても位置関係がずれていたが,回を追うごとに,線の傾き,長さ,線同士の角度や重なり合いの関係に気を付けるようになった(誤答の数が減った).