支援2 会話カードの活用 |
キーワード会話 |
@話す内容を決めたカードを準備する。
A話題を決める。
B指定された話題について,カードにかかわる内容を1つずつ話す。 |
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【例:日曜日の出来事】
い つ:「日曜日の午後」
どこで:「○○タウンで」
だれが:「自分と弟とおとうさん」
なにを:「キャラクターショーを」
どうした:「見に行った」 |
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ロシアンルーレットお話ゲーム |
@話題となる内容をカードに書く。
Aカードをめくり話題を決める。
B話題に沿って,キーワード会話をする。 |
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- 話す際に,どのような内容を,どんな手順で話せばよいのかということを考えながら話すことに苦手さを感じていた。ただ,短い言葉での受け答えはできていた。そこで,話す内容をあらかじめ細切れし,その1つ1つを答えていき,それを合わせることで文章を構成していくことを取り入れるようにした。
- 「キーワード会話」では,話題について,1つずつ答えていくことでその内容について,質問者への回答がしやすくなっていた。しかし,そこで得た内容を並べた際,読みにくさがあった。どこを変えればいいかなと問いかけると,助詞を加えたり,修正したりして読みやすい文章を作ることができた。さらに,たくさんの話題から選択して会話をする「ロシアンルーレットお話ゲーム」を行うことでいろいろな話題に触れ,会話も弾むようになってきた。
以上のように,苦手な話す活動において,日常を話題としたテーマについて,細切れに話題の内容を聞き出すことを中心に行ったことで,文章の構成を考え,自分の思いを表出できるようになってきた。また,日常に即した話題とゲーム性のある活動を行ったことで,考えやすい内容に取り組むようになり,意欲的に取り組む姿が見られるようになった。
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