個別アセスメントシートとは
 個別アセスメントシートは,「表紙」「チェックリスト」「プロフィール」「情報収集シート」「支援案選択シート」「支援計画シート」「振り返りチェック」「個別支援シート(印刷用)」の8つのシートで構成されています。この8つのシートを活用することにより,集団への適応の難しさを抱える児童生徒の見取りから,支援案の作成,実施,評価まで行うようになっています。
 また,この個別アセスメントシートは,チーム援助という視点を生かした構成になっています。担任や担当一人に支援を任せるのでなく,校内外の支援可能な人物が協力し,手を取り合いながら支援を行っていくことをねらっています。この個別アセスメントシートは,小学校,中学校どちらの学校でも同じものを使いますので,小中で支援の継続を図ることが可能になります。

 さらには,会議等の時間短縮や作業の効率化を図る上で,パソコン上でデータの入力や管理を行うようにしています。
「個別アセスメントシート」のダウンロード
個別アセスメントシートの特徴
・担任が「気になる」と感じたときに簡単に状態像をチェックでき,情報の共有がしやすい。
・生育歴や特性,学校生活の様子などから,どのような点で困難を感じているかを探り支援計画を立てることできる。
・支援案を考える際に,手立ての方向性が示されているため,支援の取りかかりが容易である。
・生徒指導,教育相談,特別支援教育等のケース会議の場で活用でき,多くの職員で支援にかかわることができる。
・児童生徒の実態や支援メンバー,支援案,評価が1枚のシートにまとめられる。
・パソコン上でのデータの入力ができ,会議時間の短縮や作業の効率化を図ることできる。
・小・中学校において支援の継続を図ることができる。

                  ※個人情報を取り扱うため,個別アセスメントシートの管理には十分な配慮が必要である。