★ 学校での有効性
教師が抱える4つの困り感に,ブリーフセラピーの考え方は有効と考えます。 |
ブリーフセラピーの考え方や技法を,学校で,子どもとのかかわりに生かすことは,次のような利点があると思われます。
1 今,学校に来ている子どもの状態を深刻化させないという,予防的効果が期待できる。
2 子どもを肯定的にとらえることで,子どもの自尊感情を高めることができる。
3 問題そのものや過去,原因に深く入らずに,解決に向かうことができる。
4 カウンセリング室などの特別な場所や,長い面接時間を必要としない。
5 日常の会話の中で行うことができる。
6 子どもと日常的にかかわっている教師が取り組むことができ,子どもの抵抗感が少ない。
7 保護者にも,同じ考え方で同じようなかかわりができる。