実践編(授業の実際) 検証授業指導案 |
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題材 Lesson5 “Dolphins’Power to Heal” |
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■1・2時間目のねらい |
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◇1時間目 ア Small TalkやBrain Stormingを通じて,イルカについてのイメージを膨らますことができる。 イ find O 〜ingやfree O from 〜の構文を理解することができる。 ウ 英語での質問を通して,パート1の内容を理解することができる。 ◇2時間目 ア 本文を音読することを通して,新出語句や構文find O 〜ingやfree O from 〜を身に付けることが できる。 イ 本文を音読することを通して,パート1の内容理解を深めることができる。 ウ 与えられたキーワードや構文を使用して,本文の概要や要点を英語で書くことができる。 |
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時配 | 生徒の活動 | 教師のはたらきかけ | |
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課 全 体 の 導 入 (25) 内容理解 等 (25) |
(Small Talk) 教師の簡単な英語での語り掛けや質問を聞き,簡単な英語で答える。 (Brain Storming) グループでイルカについて知っていることやイルカのイメージを出し合い,それを発表する。また,他のグループの意見を聞く。 (ワークシートNo.1) (Oral Introduction) 教師の話す内容を注意して聞く。
(New Materials) 教師による新出語句,表現や構文の説明を聞き,新出単語は発音練習を行う。 (ワークシートNo.2) (ワークシートNo.3) (CD Listening) 教科書を見ながらCDを聞き,音の確認をする。 (Chorus Reading) 教師の模範音読に続けて音読する。 (Comprehension) 本文の内容に関する英問9題 (TF型5題, Q&A型4題)に答える。 (ワークシートNo.4) |
写真を見せながらWhat are they? Have you ever seen dolphins? 等の簡単な疑問文で語り掛け,生徒とのインタラクションをとり,授業の雰囲気作りをする。 グループにワーク・シートを配布する。グループ内で意見を出し合うことでイルカに対するイメージを膨らませる。なかなか書けないグループには簡単な英単語で書くように指導する。グループからの発表を板書し全体に返す。 数枚の写真を見せながら,Lesson5全体の概要について英語で話す。その際,全員が課の大まかな内容を理解できるように,使用語彙や話すスピードに注意する。生徒の集中力が途切れないように,時々生徒に質問する。 予習プリントを用い新出語句,表現や構文の説明,発音練習を行う。重要構文は例文を使用し重点的に指導する。 活動時間の確保のために,訳には時間をかけず,この時間の最後に行う英問にて内容理解を深める。ここでは予習プリントを用い,日本語訳の穴埋め解答を行う。日本語訳の空所は主に新出単語や重要表現とした。 発音や音の強弱に注意して聞くように指導する。 模範音読を行うとともに,どの部分が生徒にとって難しいか観察し,声が小さい所は数回繰り返し音読させる。 TF型はリスニング問題とし,聞く力の向上を図る。Q&A型は解答時間を与えて,じっくりと取り組ませる。難しい場合は解答の語数指定や書き出しのヒントを与える。また,解説の際に解答の根拠にアンダーラインを引かせる。 |
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音読活動 (27) |
(Review) 教科書を見ながら,教師によるパート1本文の内容に関する日本語での質問に,本文の英語を参考にして答える。 (Chorus Reading) 教師の模範音読に続け大きな声で音読する。 (Buzz Reading) それぞれのペースで音読する。 (Backward Reading) 教科書を見ないで,教師についてリピートする。 ![]()
(Slash Reading) ワークシートのスラッシュで区切られた英文を見ながら,教師の合図に従い音読する。 (ワークシートNo.3) (Read & Look up) ペアをつくる。生徒Aがスラッシュで区切られたところまで黙読し,顔を上げてその英語を言う。生徒Bはワークシートを見ながら,生徒Aが正しく言えればGood, OK,間違えばOnce again, Close等と言う。 (ワークシートNo.3) (Look up & Write) スラッシュで区切られたところまで黙読し,本文を見ないで,声に出しながら,その英語をノートに書く。(ワークシートNo.3) |
日本語で教科書の内容に関する5題程度の質問を行い,前時に学んだ内容について生徒に思い出させる。英語で答えやすいような質問をする。 模範音読を行い,発音やアクセントの確認をさせる。生徒の声が小さくなる部分は,数回リピートさせる。 机間指導を行い,読めない生徒を指導する。生徒の声が小さくなる単語は全体に指導する。生徒はChorus Readingで練習した読み方を自分だけで読めるか試すことになる。 語尾の単語から始めて,どんどん前に単語を付けて1文を完成させる手法を用いる。通常,教科書を見ないでリピートする場合,語尾の音が弱くなるが,語尾の語句は何回も繰り返すため,最後まできちんと言えるようになる。Chorus Readingで声が小さかったところやKey Sentenceを中心に行う。 ワークシートの英文の番号の順に「Line1」「Line2」のように指示する。 英語の意味のかたまりを意識して読むことに慣れさせる。 活動のやり方を説明した後は机間指導をする。目で見た英語を一度脳にプールして声に出させる。英語が苦手な生徒も自信をもって取り組めるようにスラッシュの区切りは短くする。 ペアで行うことで,ゲーム性を出し楽しく活動させる。 活動のやり方を説明した後は机間指導をする。英語の意味のかたまりを意識して,一気にスラッシュの区切りまで書かせたい。この活動により音読から次のStory Reproductionへスムーズにつなげることができる。 |
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書 く 活動 (23) |
(Story Reproduction) 教科書は見ないでワークシートの与えられたキーワードや構文を参考にして,本文の概要や要点を英語で書く。 (ワークシートNo.5)
(Fill in the blanks of the summary) ワークシートの英文要約の空所に本文の内容に合うような語句を書き込む。 (ワークシートNo.4) (Guided Self Expression) 本文で読んだ内容について自分が思ったことや感じたことをリード文に続けて英語で書く。 (ワークシートNo.6) |
机間指導をする。間違いを恐れずに書くように生徒を励ます。ワークシートにはキーワードや構文をヒントとして示しておく。 キーワードには本文中の主要な名詞や動詞を本文に出てくる順番に配置し,本文の内容を思い出しやすいように提示する。また,自分が読んだ英文がどんな内容だったのか友人に伝えることを想定して書くように指導する。 生徒を指名し答え合わせを行う。要約のモデル文を提示することで,生徒は自分が書いた英文を振り返ることができる。要約モデル文の空所には,主に,Story Reproduction用のワークシートでヒントとして示した単語を用いて,取り組みやすいようにした。この活動はStory Reproductionの前後どちらでも行えるが,今回は,モデルにとらわれすぎて,自由な英文作成の妨げにならないように,ここで行った。 机間指導をする。間違いを恐れずに自分の思ったことを素直に書くように生徒を励ます。ワークシートには文の書き出しを示しておき,生徒が取り組みやすいようにする。今回は,“Before I read the story, I”と“But now I”という2つの書き出しを示した。 |
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