研究1年次の成果と2年次に向けて もくじへ戻る

 本年度は,教師や保護者にアンケート調査を行い,生活・学習習慣の指導やしつけに対する意識の実態を把握してきました。そして,調査結果とこれまでの指導を踏まえて,指導の充実や改善の視点を探ってきました。以下は,研究1年次の成果と課題です。
<研究1年次の成果>
 学校生活における低学年に身に付けさせたい生活・学習習慣を洗い出し,指導項目を「身辺自立に関すること」,「食べるに関すること」,「対人関係に関すること」,「学習習慣に関すること」に整理し,段階を考慮した指導内容の一覧を作成することができました。
 教師や保護者に意識調査を行った結果,指導項目によって,指導者間,指導者と保護者間に意識の違いがあることが分かりました。また,個人差に応じた指導やしつけに困難さを感じていることや,家庭との連携に難しさを感じている教師の実態が明らかになりました。
 調査結果とこれまでの実践を基に,低学年の子どもに生活・学習習慣を指導していく上で,大切にしなければならいことや指導のポイントを明らかにすることができました。
 調査結果を分析し,1年生の入学後1週間の指導内容を整理し,具体的な指導の流れを作成することができました。
<研究2年次に向けて>
 「個人差に応じた指導の在り方」や「家庭と連携した指導の在り方」などの課題について,改善策を検討し,実践を通して,具体的な手立てを探っていきたいと考えています。
<2年次の成果の発信予定> 
 2年次は,低学年の生活・学習習慣の指導の参考になる資料を作成し,各学校に配布したと考えています。

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