実 験 |
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1 |
携帯電話とラジオの間に板を立てる。(板の面が,携帯電話を向くように)厚紙,アルミの板を立ててみる。その他プラスチックの下敷き等でもやってみる。
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※ アルミ板では電波は通らない→遮蔽 厚紙では通る。 |
2 |
実験1の板の所に金網(すだれ状)を置いたらどうなるか。また,面の向きはそのままでゆっくり回転させたらどうなるか。
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※ 電場(電界)の向きと金網の格子の向きが平行のとき,この格子に電場(電界)が吸収され,電波(電磁波)はラジオに到達しない。格子が直交の場合,吸収されずラジオに到達する。 → 偏り(横波であることの証拠) |
3 |
右写真のようにアルミ板@を立て,もう一枚のアルミの板Aを図のように@の端に立てる。次に,Aを@から遠ざけてみる。また,向きも変えてみたらどうなるか。
※携帯電話とラジオの位置は,なるべくアルミ板@の端の方に置いた方がよい。
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※ アルミ板@では遮蔽される(実験1より)が,Aで反射された電波(電磁波)によりラジオは反応する。 → 反射
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4 |
携帯電話から見てラジオの後ろにアルミ板を立てる(板の面が,携帯電話を向くように)。次に,板をラジオから遠ざけていき,受信状態を調べる。
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※ 携帯電話から直接受ける電波(電磁波)とアルミ板で反射された電波(電磁波)が干渉し,定常波の状態で,腹の時,強く反応する。また,節の時,反応が最も弱い。
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(発展問題) |
実験4で,ノイズが強い位置の間隔,または,ノイズが弱い位置の間隔を測る。これより携帯電話の波長を求め,周波数を800MHz(機種よっては1.5GHz)として,電波の速さを計算してみる。
ただし,1 MHz=106 Hz 1 GHz =109 Hz
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(例)半波長18cmの時 → 波長=18cm×2=36cm=0.36m
速さ=周波数×波長より 速さ=(800×106)×0.36
=2.88×108m/s ←電波(電磁波)の速さ3.0×108m/s |
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★解説シート |
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