やってみようかなと思ったら
まず,先生方でやってみましょう!・・・コラージュ体験(教育相談の校内研修)
学校で子どもたちにコラージュを実施するためには,先生がまず自分でやってみて,コラージュがどういうものか,作っているときの心の動きはどういうものか, などを体感してみることが大切です。
<ねらい>
実践にあたって,まず職員に実感としてコラージュの意義を理解してもらうことをねらいとし,校内研修を行った。













・場所・・・図書室  
・時間・・・15:30〜16:50
・準備・・・画用紙(四つ切り,八つ切り,淡い色の色画用紙数種類),はさみ,のり,雑誌・カタログ・広告など
・進行・・・養護教諭(教育相談担当)
<研修の流れ>
1.コラージュについての理論説明(研究者) 15:30〜15::45
2.コラージュ作成(個人コラージュ)
【作成中の様子】
15:45〜16:30
3.シェアリング・作品鑑賞 (グループ)
【シェアリングの仕方】
@4人程度のグループになり,1人ずつ自分の作品を見せながら,それについての説明や感想を述べる。
・題名やテーマ(つけられるのであれば)
・何をイメージしたか。
・自分が気に入った部分はどこか。
・制作中の気持ちや,できた自分の作品をみて思うこと,感じること。
・その他グループのメンバーに伝えたいこと。 など
Aその作品についてグループの他のメンバーが感想を述べる。  
*このとき批判的なことや解釈めいたことは言わないようにする。
B一通り終わったら,全体的な感想を述べ合う。
Cグループでのシェアリングが終わったら,他のグループの作品を鑑賞する。
16:30〜16:45
【シェアリング風景】 【実際の作品例】
【シェアリングより】 
・貼っている切り抜きや貼り方にそれぞれ個性が出ていて,すごくおもしろい。
・自分の内面が出ているような気がした。
△「疲れてるんだなあ」
△「現実から逃げたいのかなあ」
△「こういう願望があるのかなあ」
△「仕事のことが頭から離れないんだなあ」
・説明されると「なるほど」と思った。
4.まとめ
*アンケートは終了後記入してもらい,後日回収した。
16:45〜16:50
【コラージュ体験をして】
シェアリングではお互いの作品を鑑賞して,感じたことを言い合って交流したり,同僚の新しい面を発見したりする楽しさを味わってもらえたようだった。校内研修のねらいは達成できたと思われる。
<体験した先生方の感想>
・ストレス発散になった。 
・自分を見つめる時間になった。 
・ものめずらしく感じた。
・学期末の忙しい時期であったが,それだけにゆったりした時間が持ててよかった。
<疑問>
・時間が取れるのか?
・作品をどう見たらいいのか?