1 議題化を図る |
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「議題収集」・・・議題を何にしようか? |
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学級会までの活動計画の作成 ,仕事分担をさせる
ミニ学級会を含め年間を通して大まかな学級活動の計画を教師が立てておき,日常化を図る。
学級活動の時間の取り方について(平成15年度研究のページへ) |
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学級活動コーナー(掲示板など)の準備 |
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集まった議題案の整理をさせる |
(以下の視点を与え,処理の仕方の検討をさせる) |
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学級会の議題にする |
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個人やグループの人に考えてもらう |
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係や当番の人たちで話し合う |
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先生からアドバイスをもらう |
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※第1回計画委員会までに議題案が集まっていない場合や教師が指導したい提案などがある場合には,アンケートを行ったり資料などを準備したりすることも必要。 |
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整理した議題案や年間計画から議題になるものを選ばせる |
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第1回ミニ学級会の計画,準備をさせる |
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「議題検討」・・・議題を何にしようか? |
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話し合う必要のあることは何かを一人一人に考えさせる |
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自発的,自治的な活動の第一歩は,自分たちの生活の問題に気づくことから始まる。話し合って解決すべき問題がないか,一人一人に議題案を考えさせることに意義がある。 |
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学級目標を確かめ,自分たちの生活を振り返らせる |
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計画委員会より提案された議題案も含めて,話し合うべき学級の問題を出し合わせる |
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「議題決定」・・・議題にふさわしいのは何かな? |
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第2回ミニ学級会の計画,準備をさせる。 |
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第1回ミニ学級会で出された意見を整理して,議題案を1〜2つにしぼる。 |
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「議題決定」・・・議題にふさわしいのは何かな? |
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一人一人の課題意識を高め,議題の共有化を図る。 |
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計画委員会から出された議題案を全員で検討させ,自分たちの学級にとって必要のある議題を決定させる。 |
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課題意識の高まり |
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2 討議化を図る |
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学級会の準備をさせる |
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学級会の役割決め |
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話合いカードの準備(議題・提案理由・めあて・柱の決定)と学級会コーナーへの書き込み |
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帰りの会で話合いカードを全員に配布し,レポート活動についての呼びかけをする。 |
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どうすればいいかな? |
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自分の考えをもたせることで,学級会への意欲を高める |
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計画委員会から出された話合いカード(議題案)に各自書き込む。
−自分の学級会に対するめあて
−友だちや上級生,家族などからリサーチして集めた情報
−柱についての自分の考え |
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発表できない子どもの中には,「何と言えばいいか,わからない」という子どももいる。解決するための必要な情報を得ることは自分の考えをもつために大切なこと。議題に応じて誰から情報を集めたらいいかのアドバイスをしておき,帰りの会で計画委員会から呼びかけを行うようにさせる。 |
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話し合いカードに目を通す!
教師の指導や援助の手立てが明確になる。また,計画委員会にとっては学級会の進行の見通しをもたせることができる。 |
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学級会の準備をさせる |
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学級会の進行計画 |
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時間配分・決議の仕方等 |
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板書計画と予想される意見の短冊づくり |
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学級活動コーナー(掲示板)の書き込み |
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学級会の進め方マニュアルを参考に進め方を考えさせる。 |
話合いカードから柱についての意見が予想できるので,討議が深まるような学級会になるように進行を工夫させる。また,決議の仕方については,「たくさん型」「いくつか型」「まとめ型」を提示し,どれにするかを予定しておくようにアドバイスする。 |
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自分の考えを発表する練習の場を設定する。発表に対して自信のない子どもは,仲のよい友だちとペアになって行うと,発表に対する抵抗を少なくすることができる。さらに,友だちの意見を聞き合うことにもなるので,自分の考えを深められる。
進んで学級会のことを話題にしている子どもたちを見つけて誉めることで,自主的に意見の交流ができるようにしていきたい。 |
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解決への意欲 |
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問題解決に向けて,全員が納得した結論を導き出す。 |
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学級会は,何かを決めることや形だけの活発な話合いが目標ではない。話し合い活動で一番大切なことは,一人一人の思いや願いが生かされ,解決に向けて実践への意欲が高まること。子どもがみんなと話し合って解決したいと思うような学級会を実現し,その達成感や満足感を味わわせることが次の実践活動につながる。 |
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また,普段から一人一人の子どもが「いい学級をつくりたい」という共通の願いをもつような学級経営を目指していきたい。 |
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実践への意欲 |
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集団決定したことを全員で協力して実践する。 |
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みんなで協力して解決できたことや失敗したことなどをふり返る。 |
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自分や友だちのがんばりやよさを自己評価,他者評価し,認め合う。 |
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