英語活動の評価について
英語活動の評価は必要ない?
 英語活動は英語に慣れ親しませることが目標だから,楽しい授業になればそれでいいんだという考えを持っている先生もいらっしゃるようです。その結果,「歌って,遊んでおしまい」というように,どんな力がついたのか,子どもの中でどのような学びがあったのかが明らかにならないまま,活動だけをこなすようなケースも見られます。
 果たして,英語活動の評価はしなくてもいいのでしょうか?
総合的な学習の時間に行う活動だからこそ
 英語活動は,総合的な学習の時間を利用して,国際理解教育の一環として行われます。「学習の時間」であるからには,どんな力が子どもの身に付いたのかを見取り,それを子どもにフィードバックすること(学習評価)と,指導者が計画した計画の見直しに役立てること(カリキュラム評価)が必要になってきます。
評価規準の作成まで
 評価を行うためには,どのような点で評価するかという「評価の観点」と,その観点で子どもたちにどのような力を育てさせたいのかという「評価規準」を作成する必要があります。しかし,いきなり評価規準の作成をすることはできません。それでは,どのような手順で進めたらいいのでしょうか?
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評価の方法は?
 教科と違って,ペーパーテストで評価をするということはほとんどありません。目標や活動内容に即した評価の方法を用いる必要があります。
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最後にカリキュラム評価
 総合的な学習の時間は,他の教科等と異なって,この時間の目標・内容,評価の観点や評価規準の設定,単元開発など,この時間のカリキュラム作成については,各学校の独自性が求められています。このことは,各学校が,子どもや地域の実態などを踏まえた総合的な学習の時間のカリキュラムを作成し(計画カリキュラム)実践するだけでなく,実践された結果(実施カリキュラム)を基に,単元や評価規準,目標・内容等までを見直し,カリキュラムの改善を行い,毎年更新しながら学校独自のカリキュラムを創り上げていくことを意味しています。このように,カリキュラムの見直し,改善を図ることを「カリキュラム評価」と言います。(詳しくは,佐賀県教育センター 研究紀要第27集別冊 2003年3月
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