佐賀県公立小中学校事務研究会  設 立 趣 意 書

 
私たち佐賀県内公立小中学校に勤務する学校事務職員は、 各市郡単位を基本とした地区
の学校事務研修会で、それぞ れ独自に研究活動を行って参りました。  しかしながら、今日ま
で県内の学校事務職員が研究のレ ベルで一堂に会する場がなく、同時に、任命権者による研
修設定の機会もありませんでした。  現在、各分野の公務員について、職務遂行能力を高める
ための研修等が行われていますが、これがいまだに十分保 証されていないのが佐賀県の公立
小中学校事務職員です。  一方、学校現場では、「いじめ」問題などに見られるよ うに、複雑な
教育環境の下での様々な学校教育の変化と、 それを取り巻く社会変化への対応が求められて
います。
私 たち学校事務職員も「職」の発展を展望しつつ、これを支 える研修を行う必要に迫られています。
各地区の学校事務研修会は、研修制度の空白を埋める存 在として、それぞれの事務職員の力量
を高めるために一定 の役割を果たしてきました。このことが事務職員の成長を 側面から支えてきた
功績は大きく評価されるべきと考えま す。  しかし、各地区研修会は、地域により差があるのが実情
ですし、総じて実務研修中心となり、どうしても職務確立 の第一歩にとどまらざるをえませんでした。
 もちろん、義務制の学校事務の現場では、市町村ごとに 仕事の内容が違ったり、各教育事務所間
でも、書類に対す る考え方が異なるなど、いろいろな困難の中で、各地区研 修会や、個人で改革の
ための研究や努力が行われてきまし た。  しかし、現状のままでは、問題解決やそれが一定の効果
をあげるには限界があります。  今日、全県下の統一性の欠如と研修体系の空白こそが、 私たち公
立小中学校事務職員を取り巻く諸問題の出発点に なっています。  私たち佐賀県公立小中学枚事務
研究会(仮称;以下略す) 設立準備世話人会は、こうした状況を踏まえ、地域の特殊 性や違いを超え
て、県内の学校事務職員が一堂に会する場 を求めて、全県の統一的研修組織設立の必要性を感じ
準備 を進めて参りました。  この研究会設立により、県内の事務職員が学び合い、討 議をする中で
こそ私たちの抱えている問題点が見えてくる し、解決の糸口がつかめるものと確信しています。
 佐賀県公立小中学校事務研究会は、全県の統一的研修組 織として、学校事務の研究、執務能率の
増進等、学校事務 職員としての職責を完遂すべき資質の向上と社会的地位の 向上、さらには研究成
果の交流を行い、もって佐賀県の教 育の振興に寄与することを目的として、次の活動を主な柱 とします。

・21世紀を展望する学校事務の確立とそれを担う公立小 中学校事務職員の資質向上を目的とします。
・各地区学校事務研修会、研究実施機関と連携し、学校 事務の研修の体系化と職務の確立を目指します。       
・県内の統一的研修組織として、全県の研究大会を開催 します。

 佐賀県内公立小中学校事務職員の皆さん、佐賀県公立小 中学校事務研究会は、各地区の特殊性、独
自性を尊重し ながら学校事務の研究、改革をめざす交流の場です。  佐賀県公立小中学校事務研究会の
設立に向け、ご理解・ ご協力を切にお願いすると共に、ご賛同いただきますよ うお願い致します。

  
平成8年6月20日
      佐賀県公立小中学校事務研究会(仮称)
       設立準備世話人会 代表 松 田  晃