佐賀県に伝承されてきた祭りや民俗芸能を紹介します。
素朴な先祖の祈りにあなたもふれてみませんか?


広瀬浮立
  ひろせふりゅう
毎年9月15日、22日  佐賀県東松浦郡厳木町広瀬 天山神社

県内では他に類を見ない、武家風の厳粛さを今日に伝える芸能です。

みどころ

ねじり囃子青年男子だけで祭りの一切を取り仕切ります。浮立の一行は、神社まで曲を奏でながら道行きします。

笛・鼓・大胴・大太鼓の役は、武家風の裃姿。三つの鳥居ごとに立ち止まってそれぞれ曲を奏します。

三の鳥居から神前に向かう参道では、「ねじり囃子」という曲を奏しながら、鼓・大胴の役が足袋はだしとなって勇壮な所作を見せます。

厳粛な雰囲気の神事芸能であり、娯楽的な要素がありません。

Real Media によるダイジェスト動画をご覧ください 

由来伝承

道行き

広瀬浮立がいつ頃から始められたか、確実な資料はありません。

一説には、有馬京之介玄蕃の始めた有馬浮立とも伝えられていますが、確証はないようです。

現在使用されている道具のうち、締太鼓に安政5年(1858)、鉦に文久元年(1861)の銘をもつものがあることから、遅くとも江戸中期には現在のような形を整えていたと思われます。

昭和48年(1973)に県重要無形民俗文化財に指定されています。

類似の芸能

広瀬浮立は、県内でも唯一の武士浮立とでもいえる芸能であり、県内ではこれに類する芸能はありません。