佐賀県に伝承されてきた祭りや民俗芸能を紹介します。
素朴な先祖の祈りにあなたもふれてみませんか?


府招浮立
  ふまねきふりゅう
毎年10月10日 佐賀県伊万里市南波多町 愛宕神社

道行の銭太鼓女性的で優美な銭太鼓と男性的で勇壮な銭太鼓の芸が特徴的です。神事から演劇的なものまで舞浮立の構成をとどめる三十三演目を伝承する民俗芸能です。

みどころ
銭太鼓を持った反対側の手を高く掲げ、手首を二段に返す優美な所作や前に進んでいく際にきちんと後足を引き寄せる動作が上品です。
  「御神撥」では、この演目だけに使う特別な撥が用いられ、古式に則った作法で受け渡しが行われます。他の地区の舞浮立の多くからこの儀式が省かれて、あたかも御神が他の舞浮立の演目と同列に演じられている中にあって、府招のそれは古式を強くとどめているといえます。

由来伝承
当地に残る『古實』と称される巻物の末尾に記された「癸酉正月」(文政10年-1813)と現存する鉦の銘(文政5年-1822)、および府招浮立の基礎を築いたとされる師匠松尾安右ェ門の没年(文久2年-1862)から類推すると、1800〜1830年ごろに隆盛を極めていたと考えられます。


類似の芸能
舞浮立とよばれる系統の芸能で、佐賀県の西部に広く分布します。近隣では杵島郡山内町の「山内浮立」があります。

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