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パナソニック教育財団 第37回実践研究助成

  Ⅰ 成果と課題  
   1. 研究の成果  
     今回の取組においては、不登校児童生徒の興味関心に寄り添い、「しいの木」が安心して心地よく過ごせるような場となるために、タブレットPCをいろいろな活動場面で活用した。児童生徒が自分でもできるやり方でICTを活用できるようになったことで、周りの人と豊かにかかわるための「心のエネルギー」を高めることにつながっていったと考える。そして、今回の取組を通して、少しではあるが児童生徒の学校復帰への意欲と自信の高まりにつなげることができたと考える。
 今回の取組に対しては、ネット社会への依存が高まり、ますます引きこもりを助長するのではという指摘もある。今回のICTを活用した不登校児童生徒への支援は、あくまでも児童生徒とのかかわりのきっかけを広げるものであり、目指すところは、児童生徒が「人の心の温かさを肌で感じるかかわり」を実感し、よりよい社会参加を実現していくことである。
 
       
       
   2. 今後の課題   
    ○ 多種多様なICT機器の利点を生かした支援の在り方
  今回の取組で活用した主なICT機器は、タブレットPCであった。それ以外にも、身近なICT機器があり、
 このような機器を活用することで、タブレットPCがない学校や家庭でも不登校児童生徒への支援に取り
 組めるようになると考える。
 
    ○ ICTを活用した在籍学校との連携の在り方
  今回の取組では、不登校児童生徒の在籍校との関係を深めることが十分にできなかった。各学校に
 現有するICT機器を活用することで、これまで以上に学校関係者とのかかわりを深めることができるよう
 になると考える。
 
    ○ 確かな学力を備えるためのICTを活用した学習支援の在り方
  学校復帰への一歩としては、年齢相応の学力を身に付けることが必要である。タブレットPCを活用した
 さらなる学習意欲の高まりと確かな学力の定着が求められると考える。
 
       
  3. 参考資料  
    ・文部科学省   『平成22年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査』 平成23年  
    ・文部科学省   『教育の情報化に関する手引』 平成22年  
    ・文部科学省   『学力向上ICT活用指導ハンドブック』 平成20年  
    文部科学省   「民間組織・支援技術を活用した特別支援教育研究事業」(発達障害等の障害特性に応じた
            教材・支援技術等の研究支援)最終報告書 平成23年
 
    ・総務省     『通信利用動向調査』 平成22年  
    小野 次朗・上野一彦・藤田継道編
           
『よくわかる発達障害』 2007年 ミネルヴァ書房
 
    ・山口県教育庁特別支援教育推進室
           
『特別支援教育におけるICT活用ガイドブック』 20103
 
    ・坂井 聡著     『月刊実践障害児教育 8月号』 2011年 学研マーケティング  
    ・日本LD学会   第20回日本LD学会発表論文集
            『第2日目自主シンポジウム「読み書きの特別支援教育における支援技術利用の在り方()
            
~支援技術の教育現場での利用を3つの視点(AssessmentInterventionSystem)から
            実例を通して考える~」』
 
    ・佐賀県教育センター
           『子どもを生かす教育相談-子どもの見方・接し方-』 昭和60年 
 
    文部科学省   「ICFについて」
            http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/032/ siryo/06091306/002.htm
 
 
    ・佐賀県教育センター 平成17年度研究 
           「保健室・教育相談室登校の子どもの教室復帰を目指して」
           http://www.saga-ed.jp/kenkyu/kenkyu_chousa/h17/tekikyou/index.htm
 
       
       
       
       
       
     
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