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数学的活動を取り入れた授業展開案

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 単元「標本調査」の小単元「標本調査の活用」(2時間)における数学的活動を取り入れた授業展開案です。
 

単元 標本調査 (啓林館)
 1 標本調査
   【・2・ 標本調査の活用】   全2時間

 

1/2時

ねらい
 ・ 標本調査の結果から、母集団の傾向を推測することができる。
段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
本時の学習内容「標本から母集団の性質を推測しよう」を知る。

 

 

見通す
課題1に取り組む。
ある工場で大量に製造される品物から、100個を無造作に抽出したところ、そのうち3個が不良品であった。8000個の品物を製造したとき、不良品は何個発生すると推測されますか。
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
不良品の個数を予想する。
練り合う
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループで、求め方について、自分の考えを説明し合う。
自分の考えを発表する。
答えを確認し、推測方法について理解する。
深める
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
課題2を考える。
箱の中に黒玉だけがはいっている。多くて数えきれないので、同じ大きさの白玉400個を黒玉がはいっている箱の中に入れ、そこから300個の玉を無造作に抽出すると白玉が30個ふくまれていた。箱の中の黒玉の個数は、およそ何個と推測されますか。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループで、求め方について、自分の考えを説明し合う。
自分の考えを発表する。
答えを確認し、推測方法について理解する。
教科書188ページの章末問題1を考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループで、求め方について、自分の考えを説明し合う。
自分の考えを発表する。
答えを確認し、推測方法について理解する。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
課題を基に、標本から母集団の性質を推測する方法について確認する。

2/2時

ねらい
   ・ 標本調査を行い、その結果から母集団の傾向を捉え説明することができる。
    ・ 調査の目的に応じた標本調査の方法や抽出の方法を理解する。
段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
本時の学習内容「標本調査を行って、目的に応じた方法を理解しよう」を知る。

 

 

見通す
教科書186ページの問1の調査方法を理解する。
練り合う
教科書186ページの問1を考える。
(※図書館にある同じ英和辞典を準備する。)
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
グループでページを分担し、協力して見出しを調べる。
グループで平均値を出し、見出しの総数を推測する。
グループで出した平均値と見出しの総数を発表する。
深める
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
教科書186ページの「みんなで話しあってみよう」を考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループで、教科書186ページの「みんなで話しあってみよう」の(1)について、自分の考えを説明し合う。
グループで出た考えを発表する。
どのような質問がよいか確認する。
教科書186ページの「みんなで話し合ってみよう」の(2)を考える。
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
グループで、中学校3年生の通学時間について、標本調査を行う。
    〔事前の準備〕
  事前に、自分たちの中学校3年生の通学時間についてのアンケート調査を行い、教師が一覧表にしておく。
  無作為に抽出する際の方法(乱数表・乱数さい・コンピュータなど)を決める。
  電卓を準備する。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループで、アンケートの結果について話し合う。
グループの考えを発表する。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
標本調査のよさについてノートにまとめる。
 

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