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数学的活動を取り入れた授業展開案

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 単元「標本調査」の小単元「標本調査」(3時間)における数学的活動を取り入れた授業展開案です。
 

単元 標本調査 (啓林館)
 1 標本調査
   【・1・ 標本調査】   全3時間

 

1/3時

ねらい
 ・ 母集団の傾向を調べる場合に、標本調査を行うことのよさについて考えることができる。
 ・ 標本調査の必要性や意味を理解する。
段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
本時の学習内容「標本調査について学ぼう」を知る。

指導案

ワークシート

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
教科書178、179ページの「とびらの問題」に取り組む。
分かったことを発表する。
練り合う
教科書179ページの「みんなで話しあってみよう」を考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループで、自分の考えを説明し合う。
答えを確認する。
「全数調査」について知る。
全数調査が不向きな場合についてまとめる。
教科書180ページの問1を考える。
答えを確認する。
「標本調査」について知る。
「母集団」、「標本」、「標本の大きさ」について知る。
深める
教科書181ページの問2を考える。
答えを確認する。
課題を考える。
標本調査が行われている例を、いろいろさがしてみましょう。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループで、自分の考えを説明し合い、標本調査に適しているか確認する。
グループの考えを発表する。
発表で出た答えについて、標本調査に適しているか確認する。
標本調査の方法を理解する。
数学的活動 〔目の前の課題から、物事の本質を見抜こうとする活動〕
全数調査と標本調査のよさについてまとめる。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
まとめを基に、全数調査と標本調査のよさや注意すべき事について確認する。
※ 詳細授業展開案及びワークシートは、旧教科書対応です。

2/3時

ねらい
 ・ 母集団から偏りなく、標本を抽出する方法について考えることができる。
 ・ 無作為抽出の方法を理解する。
段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
前時のまとめを基に、標本調査の方法やよさについて確認する。
本時の学習内容「標本の無作為抽出の方法を学ぼう」を知る。

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
教科書181ページの「ひろげよう」に取り組む。
練り合う
自分の考えを発表する。
「無作為に抽出する」について知る。
無作為抽出の3つの方法について理解する。
(ア) 乱数さいを利用する。  
(イ) 表計算ソフトを利用する。   
(ウ) 乱数表を利用する。
深める
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
教科書185ページの問3を考える。
母集団100の中から標本10の取り出し方を、グループで、3つの方法で調べる。
  (※ 乱数さいとコンピュータは、グループ数準備する。
     乱数表は、教科書190ページを利用する。)
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループで、自分の考えを説明し合う。
調べた答えを確認する。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
本時の学習を振り返り、無作為抽出の方法をノートにまとめる。

3/3時

ねらい
 ・ 母集団から標本を取り出し、傾向を調べることで、母集団の傾向が読み取れることを理解
  できる。
段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
本時の学習内容「標本の傾向を読み取って、母集団の傾向を推測しよう」を知る。

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
教科書184ページの「ひろげよう」に取り組む。
練り合う
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループで、気付いたことを話し合う。
グループの考えを発表し、正しいか確認する。
無作為抽出で標本の大きさが適切でないと、母集団の性質と標本の性質にくい違いが出る場合があることを確認する。
深める
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
教科書188ページの章末問題3を考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループで、結果や気付いたことを話し合う。
グループの考えを発表し、正しいか確認する。
教科書184ページの練習問題1を考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループで、自分の考えを説明し合う。
自分の考えを発表する。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
標本の傾向を調べることによって、母集団の傾向を読み取ることができることを確認する。
 

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