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数学的活動を取り入れた授業展開案

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 単元「図形と相似」の小単元「三角形の相似条件」(2時間)における数学的活動を取り入れた授業展開案です。
 

単元 図形と相似 (啓林館)
 1 図形と相似
   【・2・ 三角形の相似条件】   全2時間

 

1/2時

ねらい
 ・ 相似条件を導くことができる。
 ・ 合同条件を参考にして、相似な三角形をかくことができる。
段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
三角形の合同条件を思い出す。
本時の学習内容「2つの三角形が相似になる条件を調べよう」を知る。

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
課題を考える。
△ABCと線分EFがあります。BC:EF=1:2のとき、
△ABC △DEFとなる△DEFをかきましょう。
練り合う
対応する辺がすべて1:2となることを確認する。
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
△DEFを実際にかく。
(ア) 3つの辺の長さを使ってかく方法以外にどんなかき方があるか考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループのメンバーで互いに、三角形のかき方について、自分の考えを説明し合う。
(イ) 2つの辺の長さと、その間の角の大きさを使ってかく方法と(ウ) 1つの辺の長さと、その両端の角の大きさを使ってかく方法があることを確認する。
教科書113ページの問1を考える。
深める
数学的活動 〔目の前の課題から、物事の本質を見抜こうとする活動〕
(  )に当てはまる辺や角を確認し、相似な2つの三角形、△ABCと△DEFについてまとめる。
@ AB:DE=(BC:EF)=(CA:FD) ならば、
A AB:DE=(BC:EF) ∠B=(∠E) ならば、
B ∠B=(∠E)、∠C=(∠F) ならば、
△ABC
△ABC
△ABC


△DEF
△DEF
△DEF 
言葉の意味を確認しながら、三角形の相似条件を知る。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
△ABCと△DEFについてのまとめを確認しながら、相似条件をノートにまとめる。

2/2時

ねらい
 ・ 相似条件を使って、2つの三角形が相似かどうか判定できる。
 ・ 三角形の相似条件を理解する。
段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
前時の三角形の相似条件を確認する。
本時の学習内容「相似条件を使って、相似な三角形を見つけよう」を知る。

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
教科書114ページの問2を考える。
練り合う
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループのメンバーで互いに、相似な三角形の組について、自分の考えを説明し合う。
相似な三角形の対応する辺の比や角の大きさについて確認する。
教科書114ページの問3を考える。
答えと考え方を確認する。
深める
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
教科書114ページの練習問題1を考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
グループのメンバーで互いに、求め方と答えについて、自分の考えを説明し合う。
自分の考えを発表し、求め方と答えを確認する。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
学習を振り返り、相似比を求めるときの注意点をノートに整理する。
 

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