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数学的活動を取り入れた授業展開案

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 単元「空間図形」の小単元「立体のいろいろな見方」(4時間)における数学的活動を取り入れた授業展開案です。
 

単元 空間図形 (啓林館)
  1 立体と空間図形
   【・3・ 立体のいろいろな見方】   全4時間

 

1/4時

ねらい

・面を動かすことによって、立体が構成されるという見方ができる。

・立体が、面をどのように動かしてできたものかを説明できる。

・回転体の意味を理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○本時の学習内容「面を動かしてできる立体について学ぼう」を知る。
○教科書167ページの「ひろげよう」を取り組む。
○面を平行に動かしてできる立体について知る。
○教科書167ページの問1を考える。
○課題を考える。
 右の図の長方形、直角三角形、半円を、それぞれ直線のまわりに1回転させると、どんな立体ができるでしょうか。 図
見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●1回転させるとどのような立体ができるか予想する。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●竹と紙を使って、実際に回転させ調べる。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●自分の考えを基に、互いに説明し合う。
○「回転体」、回転の「軸」について知る。
深める
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
●教科書168ページの問2、問3を考える。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●長方形、直角三角形、半円を回転させた図をかき、回転体についてまとめる。

2/4時

ねらい

・線を動かすことによって、面が構成されるという見方ができる。

・立体の面が、線分をどのように動かしてできたものかを説明できる。

・角柱や円柱、円錐の「母線」について理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○回転体について復習する。
○本時の学習内容「線を動かしてできる立体について学ぼう」を知る。
○課題1を考える。
 右の図のように、線分ABを、多角形や円に垂直に立てたまま、その周にそって1まわりさせます。このとき、線分ABが動いたあとは、どんな図形になるでしょうか。 図
見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●どのような図形になるかを予想する。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●発泡スチロールの台に多角形や円をかき、直線が動いたあとにつまようじを立
  て、どのような図形になるかを調べる。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●自分の考えを基に、互いに説明し合う。
○パソコンの画面を投影し、図形を確認する。
○角柱や円柱の「母線」について知る。
○円錐の「母線」について知る。
深める
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
●課題2を考える。
 右の図のように、線分ABを、円の円周に交わるようにします。点Aを固定したまま、点Bをその周にそって1まわりさせます。このとき、線分ABが動いたあとは、どのような図形になるでしょうか。 図
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●自分の考えを基に、互いに説明し合う。
○パソコンの画面を投影し、図形を確認する。
○教科書169ページの「自分の考えをまとめよう」を考える。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●線分を動かしてできる立体について、ノートに整理する。




ねらい

・立体の投影図をかくことができる。

・立体の「立面図」、「平面図」、「投影図」を理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○本時の学習内容「立体を平面で表す方法を学ぼう」を知る。
○課題を考える。
 直線XYで垂直に交わっている2平面P、Qに対して、右の図のような位置に正三角柱があります。平行光線を、平面Pに垂直にあてると、この立体の影はどんな形になるでしょうか。また、平面Qに垂直にあてると、どうなるでしょうか。 図

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●平面Pにできる影と平面Qにできる影を予想する。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●実際に立体の模型に光を当てて、平面Pや平面Qにできる立体の影を調べる。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●自分の考えを基に、互いに説明し合う。
深める
○立体の「立面図」、「平面図」、「投影図」を知る。
○実線や破線を使った投影図のかき方を確認する。
○教科書170ページの問4を考える。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●今日の学習を振り返り、投影図をかくときのポイントをノートに整理する。




ねらい

・立体の投影図から、その立体の考えることができる。

・立体の投影図から、その立体の見取図をかくことができる。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○前時の復習を行う。
○本時の学習内容「投影図から、その立体の名前を考えよう」を知る。
○課題を考える。
 次の投影図で表された立体の見取図をかいてみよう。 図

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●投影図で表された立体の名前を予想する。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●教科書171ページの問5を考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●自分の考えを基に、互いに説明し合う。
深める
○実線や破線を使った見取図のかき方を確認する。
○教科書171ページの問6を考える。
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
●教科書171ページの「みんな話しあってみよう」を考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●自分の考えを基に、互いに説明し合う。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●今日の学習を振り返り、投影図をかくポイントについて再確認する。
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