知識・技能の習得と数学的な思考力・判断力・表現力の育成を目指します!

数学的活動を取り入れた授業展開案

 

単元「正の数・負の数」の小単元「正の数・負の数を量で表すこと」(1時間)における数学的活動 を取り入れた
授業展開案です。



 

単元 正の数・負の数 (啓林館)
  1 正の数・負の数
   【・2・ 正の数・負の数で量を表すこと】  全1時間

 

1/2時

ねらい

・反対の性質をもつ2つの数量や基準を基にその過不足について、正の数・負の数を用いて表
   すことができる。
  ・正の数・負の数の利便性を理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○教科書15ページの「ひろげよう」に取り組む。
○海面の高さを基準として、高くなると正の数、低くなると負の数を使っていること
  を確認する。
○本時の学習内容「反対の性質をもつ量や、基準を決めたときの量の表し方を考
  えよう」を知る。
○互いに反対の性質をもつと考えられる量は、正の数・負の数を使って表すこと
  を知る。
○課題1を考える。
  5000円の収入と4000円の支出を、正の数・負の数を使って表してみよう。

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●5000円の収入と4000円の支出の表し方を予想する。
練り合う
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●「+5000円、−4000円」と「−5000円、+4000円」では、それぞれどのような考
  えを基に表したものか、その違いをグループで話し合う。
○反対の性質をもつ量を、正の数・負の数を使って表すときは、どちらを正の数で
 表すかを、はっきりさせておく必要があることを知る。
○課題2を考える。
  ある地点から2km東にある地点と3.5km西の地点を、正の数・負の数を使って表してみよう。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●「+2km、−3.5km」、「−2km、+3.5km」の違いをグループで互いに説明し合
  う。
○教科書15ページの問1を考える。
○答えを確認する。
深める
○課題3を考える。
  中山さんは、バスケットボールの試合で10得点することを目標にしました。
  16得点したとき、目標との違いを正の数、負の数で表すにはどのようにしたら
  よいでしょうか。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●目標より少ないとき、正の数で表すか負の数で表すかをグループで話し合う。
○反対の性質をもつ量は、負の数を使うと、その一方のことばだけで表すことがで
   きることを知る。
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
○教科書16ページの問2、問3を考える。
○答えを確認する。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●反対の性質をもつ量や、基準との違いを正の数・負の数を使って表すことがで
  きることを確認し、正の数と負の数のよさをノートにまとめる。

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最終更新日:2012-08-20