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数学的活動を取り入れた授業展開案

 単元「正の数・負の数」の小単元「0より小さい数」(2時間)における数学的活動を取り入れた授業展開案です。
 

単元 正の数・負の数 (啓林館)
  1 正の数・負の数
   【・1・ 0より小さい数】  全2時間

 

1/2時

ねらい

・「正の符号『+』」、「負の符号『−』」を使って表すことができる。

・身の回りで使われている事象を通して、「正の数」、「負の数」の意味について理解する。

「正の符号『+』」、「負の符号『−』」の意味を理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】 (●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○小学校で学習した数(整数、小数、分数)とその四則計算について簡単に復習
  する。
○本時の学習内容「0より小さい数を考えよう」を知る。
○教科書10、11ページの「とびらの問題」について考える。
 
 
見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●「−」が付いた気温がどんな温度を示しているのか予想する。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●「−」が付いた温度を、水と氷と塩を使って測る。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●「−」が付いた温度がどんな温度を示しているのか考えを述べ、確認する。
○教科書12ページの「ひろげよう」に取り組む。
○「−」が0℃より低い温度を示していることを確認し、教科書12ページの問1、
  問2を考える。
深める
数学的活動 〔目の前の課題から、物事の本質を見抜こうとする活動〕
●気温の考えを基に「0より3小さい数はどのように表せるか」を考える。
○「正の数」、「負の数」、「正の符号『+』、「負の符号『−』」の意味を理解する。
○教科書13ページの問3を考える。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●授業を振り返り、0より小さい数の表し方について確認する。

2/2時

ねらい

・正の数・負の数を数直線上に表すことができる。

・「自然数」、「整数」の意味を理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○前時の学習内容を確認する。
○「自然数」について知る。
○教科書13ページの問4を考える。
○本時の学習内容「数を数直線上に表してみよう」を知る。
○教科書14ページの「ひろげよう」に取り組む。

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●負の数を数直線上に表すにはどうしたらよいか解決する方法を考える。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●正の数の範囲の数直線を基に、負の数の範囲の数直線を考える。
○教科書14ページの問5、問6を考える。
○数を数直線上に表すとき、わかりやすくするにはどうしたらよいか考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●分数を数直線上に表す際、工夫したことがわかるよう全体に説明する。
深める
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
●数直線上の数を答えたり、数直線上に数を表したりする類題を考える。
○教科書14ページの練習問題1、2を考える。
○答えと自分の考えを発表する。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●正の数・負の数を数直線上で表す場合、工夫する点があることをノートに整理
  する。

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最終更新日:2012-08-20