小・中学校を通した理科の授業づくりを提案します!

中学校第2学年 「電流と磁界」
単元の目標
磁石や電流による磁界の観察を通して、磁界は磁力線で表すことやコイルのまわりに磁界ができることを理解することができる。磁石とコイルを用いた実験を通して、磁界中のコイルに電流を流すと力が働くこと、コイルや磁石を動かすことで電流が得られることを見いだすことができる。
単元の指導計画
 
主な学習活動
教師の指導・支援

○磁石のまわりの磁界の様子を鉄粉や方位磁針を使って調べる。
○電磁石やコイルのまわりの磁界の様子を鉄粉や方位磁針を使って調べる。
・磁石のまわりには磁界があり、磁界には向きがあることを確認させる。
・電磁石の鉄芯を逆にした時の極の変化を課題にして、鉄芯ではなくコイルのまわりに磁界ができていくことを見いださせる。

○直線電流のまわりにできる磁界を観察し、それを使ってコイルのまわりの磁界を説明する。
○モーターの分解を通して、モーターの基本的な作りを知る。
・直流電流のまわりにできる磁界の向きを基に、コイルのまわりの磁界の向きを推論させる。
・モーターを分解し、観察させ、磁石とコイルが回転することに関係があることに気付かせる。

○電流が磁界の中で受ける力の向きを調べる。 ・向きが異なる磁界の中で、電流が受ける力の向きを比べる事象の提示などの一連の学習活動を通して、磁界や電流の向きが逆になると、電流が磁界の中で受ける力が逆になることを見いださせる。
○電流が磁界の中で受ける力の向きと電流の向きを関連付けて、モーターの回転する仕組みを理解する。
<動画>
・電流が磁界の中で受ける力の向きと、電流の向きを関連付けて、モーターの回る向きを推論させる。

○コイルの近くで磁石を動かし、コイルに流れる電流の向きを調べる。 ・コイルに対して磁界の変化が異なるときの誘導電流の向きを比べる事象提示などの一連の学習活動を通して、磁界の向き、磁石を動かす向きが逆になると、誘導電流の向きが逆になることを見いださせる。
○U字磁石とアルミニウム棒を使って、モーターの仕組みを調べる。
<ものづくり(PDF)>
◇平行においた2本のアルミニウム棒に電圧をかけ、それに渡したアルミニウム棒にU字磁石を近付けて転がすおもちゃをつくり、モーターの仕組みを調べる。
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