小・中学校を通した理科の授業づくりを提案します!

小学校第4学年 「とじこめた空気や水をおしてみよう」
単元の目標
空気と水に力を加えたときの現象を比較したり、関係付けたりしながら調べ、見いだした問題を興味・関心を持って追究したり、実験の結果やイメージ図を活用して考察し表現したりする活動を通して、空気と水の性質についての考えをもつことができる。
単元の指導計画
 
主な学習活動
教師の指導・支援

○身の回りにある空気や水を利用した道具やおもちゃで遊ぶ。(空気でっぽう、空気入れ、風船浮き輪など)
○空気を袋に集めたり閉じ込めたりして空気の感じをつかむ。
・空気は閉じ込められるということを理解させ、手ごたえやかさの変化などを感じさせる。
・空気を利用したもので遊ばせ、空気の存在や弾性を体感させる。
・学習の見通しをもたせる。


実践
○空気を固い筒に閉じ込めて、その性質を調べる。 ・筒に栓を付けたものと付けていないものに力を加えたときの違いを比較させ、空気は圧し縮められると元に戻ろうとする性質があることに気付かせる。
○空気の性質を利用して空気でっぽうを作り、より遠くへ飛ばすための方法を調べる。 ・加える力によって、栓の飛び方が違うことに気付かせ、遠くへ飛ばすための方法を考えさせる。
・遠くへ飛ばすための方法について話し合わせる。

○固い筒に閉じ込めた水の性質を調べる。 ・空気は圧し縮めることができるが、水はできないということから、空気と水は性質が違うことに気付かせる。

○空気や水の性質を利用したおもちゃを考える。 ・両者のどんな性質を利用したのかを絵や文に描かせ、説明させる。


○おもちゃづくりを行い、閉じ込めた空気と水の性質について、学習のまとめをする。
<ものづくり (動画)>
・空気や水の性質を利用したおもちゃを作らせる。
・おもちゃを紹介するときに、空気と水のどんな性質を利用したのかを発表させる。
・空気を入れたドッジボールやサッカーボールがはずむわけを、今まで学んだことを基に考えさせる。
実践事例一覧に戻る
   

Copyright(C) 2012 SAGA Prefectural Education Center. All Rights Reserved.