学習活動 |
指導・支援 |
1 前時の学習を振り返り、本時のめあてを確認する。
場面のつながりを考えながら、「出来事が解決に向かう」部分を書こう。 |

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○ 前時に書いた原稿を基に学習を振り返らせ、本時は、「出来事が変わる」部分を書いていくことを確かめさせる。また、「出来事が変わる」部分を「出来事が解決に向かう」部分として言い換えることで、本時のめあてをとらえやすくする。
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2 5時目に学習した組み立てメモについての学習を振り返り、学習の見通しをもつ。
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○ 「三年とうげ」では、「出来事が解決に向かう」部分が分かりやすくなるためにどういう書き方をしていたかを、ワークシートDを基に想起させ、学習の見通しをもたせる。
○ Aさんの組み立てメモを基に、
出来事の変化の場面の書き方を確認させる。
【Aさんの組み立てメモ】
○ 出来事の変化
ちょうどやって来た友だち二人に話すと、たんていだんを作ってさがそうということになった。三人であちらこちら見て回り、人にもきいた。 |
【Aさんの作品例】
○そこへ、ちょうど友だちの○○さんと◎◎さんが通りかかりました。
「どうしたの。」
「自転車がないんだ。」
「かぎは、かけたの。」
「ええっと。かけたと思うけど。どうしよう。」
●●さんの声は、聞こえないほど小さくなっていました。 「よし、ぼくらでさがそう。たんていだんだ。」
○○さんが、●●さんのかたをたたきながら、言いました。三人でスーパーマーケットの近くの公園や駅などあちこち見て回り、道を通りかかる人にも聞いてさがしていました。なかなか見つからないとあきらめかけたその時です。
「あれ、●●さんの自転車じゃない。」
◎◎さんが、目をこすりながら言いました。 |
・解決するための新たな人物の登場
友だちの○○さんと◎◎さん
・解決につながる言葉(会話文)
「よし、ぼくらでさがそう。たんていだんだ。」
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3 「出来事が解決に向かう」部分の書き方を考え、書く。
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○ ワークシートFの組み立てメモを基に、自分の物語のつながりを振り返らせ、前時に使用した原稿に続けて文章を書かせるようにする。また、段落の始めや会話の部分などの必要な箇所は行を改めて書くことも伝える。
○ 早く終わった児童には、もう一度読み直させ、誤字や脱字がないか確かめさせる。
○ グループ別の紹介が終わった後に、数名に全体の場で紹介する機会をつくり、多くの民話のおもしろさに触れさせる。 |
4 書いた文章を読み合い、出来事が解決に向かうために必要な言葉を見付け合う。
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《感想を交流する様子》 |
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○ 新たな人物を登場させ、解決に向かう言葉を書くことができたか、という視点をもたせ、友だちと話し合わせる。
○ 全体で確認させる場合には、拡大機等を使って視覚的に交流しやすくする。
【評価】
イ−2 場面のつながりを考えながら、「出来事が変わる」部分に、新たな人物を登場させ、解決に向かう言葉を入れて書いている。(原稿の記述) |
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5 本時の学習を振り返り、次時の学習を予告する。
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○ 原稿や板書を基に本時の学習を振り返らせ、5時目に学んだことを生かせたことを賞賛する。次時は、「結び」の部分を書いていくことを確認する。 |