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〈本時の実践例〉 3/9
(1) 目標
○
本論1の資料や具体例の示し方の工夫を読み取ることができる。
(2) 指導の実際
学習活動
指導・支援
1 前時の学習を振り返り、本時のめあてを確認する。
本論1の「説明の技」を読み取ろう
○ 前時に読み取った筆者の主張を振り返らせ、その主張を行うために、筆者がどのような工夫をしているのかを読み取って、リーフレット作りに生かしていくことを確認させる。
2 本論1を3つのまとまりに分ける。
【分ける際の根拠となる文章中の言葉】
・この百三十年あまりの間 (33ページ3行目)
・二つの大きな課題 (33ページ6行目)
・一つは (33ページ8行目)
・もう一つは (33ページ14行目)
・このような課題を解決し (34ページ4行目)
《根拠となる言葉に線を引いている様子》
○ 文章構成表を提示し、本論1が「現状」「課題」「解決策・本論2への導入」という文章構成になっていることを確認させる。
○ 分ける際の根拠となる文章中の言葉に線を引かせながら、3つのまとまりに分けさせる。
○ 線を引いた言葉を発表させながら、それぞれのまとまりに書かれていることを読み取らせていく。
○ 「現状」「課題」「解決策」の順序で説明していることが、「説明の技」であることに気付かせる。
3 E段落とF段落を比べ、共通点を見付ける。
【予想される児童の発言】
・はじめに図@や図Aという資料の番号が書いてある。
・図の題名を書いている。
・グラフから読み取れることを書いている。
・数字をたくさん使っている。
《児童がワークシートに書き込んだ共通点》
○ E段落は図@について、F段落は図Aについて書かれていていることを確認させる。
○ 筆者が伝えたい内容に合った資料を選んだ上で、円グラフの割合や折れ線グラフの変化について説明していることに気付かせる。
共通している点
1
何を示した図であるかを書いている。
2
示した図の説明をしている。
《ワークシートを基に共通点を話し合っている様子》
4 K段落の資料の示し方を読み取る。
《気付きを発表しようとしている児童の様子》
○ 資料の種類や書かれている順序は違うが、K段落でも図Bに対して同じような示し方をしていることに気付かせる。
【評価】イ−1
本論1の資料や具体例の示し方を読み取っている。
[ワークシートの記述]
5 学習を振り返り、次時の学習に見通しをもつ。
○ 本論2の文章構成や資料の示し方に着目しながら読み進めていくことを知らせる。
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