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数学的活動を取り入れた授業展開案

 単元「平面図形」の小単元「直線と角」(2時間)における数学的活動を取り入れた授業展開案です。
 

単元 平面図形 (啓林館)
  1 直線図形と対称
   【・1・ 直線と角】   全2時間

 

1/2時

ねらい

・角を、∠の記号を使って表すことができる。

・「直線」、「線分」、「2点間の距離」、「点と直線の距離」、「平行線間の距離」、「垂直」、「平行」

  の意味を理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○教科書104、105ページの「とびらの問題」を考える。
○本時の学習内容「平面図形の基本となる直線と角について学ぼう」を知る。
○「線分」について知る。
○教科書106ページの問1を考える。
○2点間の距離について知る。
○課題を考える。
 右の図のように、直線XYと点Pがあります。点Pを通る直線をいくつかかいてみましょう。また、気づいたことをいってみましょう。
図

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●平面上で、点Pを通る直線が何本あるか予想する。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●点Pを通る直線をかき、気づいたことをノートにかく。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●自分の考えを基に、互いに説明し合う。
○角の記号や角の表し方を知る。
○角を表すとき、なぜ3つの文字を使うのか確認する。
○教科書107ページの問2を考える。
深める
○「垂直」、「垂直を表す記号」、「垂線」、「点と直線の距離」について知る。
○教科書108ページの問3を考える。
○「平行」、「平行を表す記号」について知る。
○教科書108ページの問4を考える。
○平行な2直線間の距離について知る。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●直線と角について学習した用語や記号をノートに整理する。

2/2時

ねらい

・辺の長さや角の大きさが決まった三角形をかくことができる。

・正多角形の特徴を理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○「多角形」の意味と「三角形を表す記号」について知る。
○本時の学習内容「三角形のかき方をマスターしよう」を知る。
○課題1を考える。
 AB=5cm、BC=6cm、CA=4cmとなる△ABCをかいてみよう。

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●頂点の記号をふくんだ三角形のかく方法を予想する。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●小学校で学習した三角形のかき方を思い出し、定規、コンパス、分度器を使っ
  て三角形をかく。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●自分の考えを基に、三角形のかき方を互いに説明する。
深める
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
○課題2を考える。
 AB=5cm、BC=6cm、∠B=90°となる△ABCをかいてみよう。
また、BC=6cm、∠B=60°、∠C=45°となる△ABCをかいてみよう。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●自分の考えを基に、三角形のかき方を互いに説明する。
○三角形のかき方をまとめる。
○「正多角形」について知る。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●三角形のかき方と正多角形の特徴をノートに整理する。
 

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最終更新日:2011-03-30