知識・技能の習得と数学的な思考力・判断力・表現力の育成を目指します!

 

数学的活動を取り入れた授業展開案

 単元「正の数・負の数」の小単元「正の数・負の数をたすこと、ひくこと」(4時間)における数学的活動を取り入れた授業展開案です。
 

単元 正の数・負の数 (啓林館)
  2 正の数・負の数の計算
   【・1・ 正の数・負の数をたすこと、ひくこと】  全4時間

 

1/4時

ねらい

・数直線を使って、負の数に正の数をたす計算ができる。

・正の数をたすことは、その数だけ大きい数を求めることの意味を理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○教科書18ページの「考えてみよう」に取り組む。
○本時の学習内容「負の数に正の数をたす計算ができるようになろう」を知る。
○正の数に正の数をたす計算の意味を、「2+5」の計算を使って確認する。

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●正の数に正の数をたす計算を数直線でどのように表せるか予想する。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●負の数に正の数をたす計算の意味を理解し、ことばの式や数直線を使って考え
   る。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●ことばの式や数直線を使って、正の数をたす計算の求め方をグループのメンバ
  ーに伝える。
○教科書18ページの例1を使って、負の数に正の数をたす考え方を確認する。
深める
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
●教科書19ページの問1、問2を考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●グループ内で、教科書付録「数直線の計算スケール」を使って確認する。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●数直線を利用することで、負の数に正の数をたす計算がわかりやすくなることを
  確認する。

2/4時

ねらい

・数直線と矢印を使い、減法の意味をとらえることができる。

・正の数をひく計算ができる。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○前時の学習内容を確認する。
○本時の学習内容「正の数をひく計算ができるようになろう」を知る。
○正の数で、大きい数から小さい数をひく計算の意味を、「7−5」の計算を使って
  確認する。

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●数をひく計算を数直線でどのように表せるか予想する。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●正の数をひく計算の意味を理解し、ことばの式や数直線を使って考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●ことばの式や数直線を使って、正の数をひく計算の求め方をグループのメンバ
  ーに伝える。
○教科書19ページの例2を使って、数から正の数をひく考え方を確認する。
深める
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
●教科書20ページの問1、問2を考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●グループ内で、教科書巻末付録「数直線の計算スケール」を使って確認する。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●数直線を利用することで、正の数をひく計算がわかりやすくなることを確認する。

3/4時

ねらい

・負の数をたす計算ができる。

・負の数をたす計算は、符号を変えた正の数をひく計算であることを理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○前時の学習内容を確認する。
○本時の学習内容「負の数をたす計算ができるようになろう」を知る。

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●正の数をたす計算と同じように考え、負の数をたす計算の意味を考える。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●負の数をたす計算の意味を理解し、ことばの式に置き換えて考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●負の数をたす計算を、正の数をひく計算になぜ変えることができるのかグループ
  のメンバーに説明する。
深める
数学的活動 〔目の前の課題から、物事の本質を見抜こうとする活動〕
●負の数をたす計算は、その数の符号を変えた正の数をひく計算にすることがで
  きることを知る。
○教科書20ページの例3を使って、負の数をたす考え方を確認する。
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
●教科書20ページの問5を考える。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●負の数をたす計算は、その数の符号を変えた正の数をひく計算にすることがで
  ことをノートに整理する。

4/4時

ねらい

・負の数をひく計算ができる。

・負の数をひく計算は、符号を変えた正の数をたす計算であることを理解する。

段階
学習活動【数学的活動を通した指導のポイント】(●は数学的活動をともなう学習活動)
つかむ
○前時の学習内容を確認する。
○本時の学習内容「負の数をひく計算ができるようになろう」を知る。

 

 

見通す
数学的活動 〔成り立つ事柄を予想する活動〕
●正の数をひく計算と同じように考え、負の数をひく計算の意味を考える。
練り合う
数学的活動 〔観察、操作などの具体的な活動〕
●負の数をひく計算の意味を理解し、ことばの式に置き換えて考える。
数学的活動 〔自分の考えを人に伝える活動・人の考えを理解する活動〕
●負の数をひく計算を、正の数をたす計算になぜ変えることができるかグループの
  メンバーに説明する。
深める
数学的活動 〔目の前の課題から、物事の本質を見抜こうとする活動〕
●負の数をひく計算は、その数の符号を変えた正の数をたす計算にすることがで
  きることを知る。
○教科書21ページの例4を使って、負の数をひく考え方を確認する。
数学的活動 〔発展的に考える活動〕
●教科書21ページの問6を考える。
○たし算のことを「加法」、ひき算のことを「減法」、あわせて「加減」ということを知
  る。
まとめる
数学的活動 〔自分が行った活動を振り返る活動〕
●負の数をひく計算は、その数の符号を変えた正の数をたす計算にすることがで
  きることをノートに整理する。
 

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最終更新日:2011-03-30