読むことが苦手な子には,次のような子がいます。
○1文字ずつは読めるが,文章を読むとたどたどしい。
○拗音や促音などを読み誤る。
○「め」「ぬ」など似たような字の弁別ができない。
○文字を抜かしたり,付け加えたり,勝手な読みをする。 などです。
本人ができるところから支援を始めましょう。
行とばしや勝手読みがある子への支援
1文字ずつなら読めるけど,文章で読むとたどたどしい子は,目線で文字や行をたどることが苦手です。視線の動きをスムーズにしたり,読む所を目立つようにすると読みやすくなるようです。
【視線移動のトレーニング】
@記号や文字を書く
A両端の文字だけを読む
【本読み補助シート】
@クリアファイルを切る
A読む行にあてる
読みの誤りが多い子への支援
似たような文字になると誤りが目立つ子は,細かい部分への注意の苦手さがあるようです。間違い探しなどで注意の向け方を身に付けるようにするとよいでしょう。
【文字探し】
@似た文字を書く
A文字別に数える
【漢字間違い探し】
@間違った漢字を書く
A間違いを探し訂正する