6 物の整理・管理に関する指導

 指導参考例
整理・整頓
題材名    すっきり せいとん
目標
引き出しをきれいにしておくために気をつけることがわかる。
これからのめあてを書いて,きれいに整とんしようとする意欲を持つことができる。
本時の展開
学習活動 指導上の留意点

1 『ちょっと!ちょっとちょっと整とん大会』をする。

 ・5分間で引き出しを整とんする。

○“すっきり引き出し”の写真を提示し,それをめざして整とんさせる。

○ 整とんできたかどうかは自分で判断させ,できている児童には,すっきりシールを与える。

2 3つの引き出しの写真を見て,日頃の自分の引き出しの状態を振り返る。

すっきり まあまあ ぐしゃばら

 ※B・Cについては,子どもたちに名前を付けさせた。

○ 事前のかたづけタイムの数日後に乱れてしまった引き出しの写真(B・C)を追加掲示し,整とんしても時間(日数)が経つと乱れていることを振り返らせ,課題につなげたい。

○ C引き出しは,鉛筆・消しゴム・プリント類・ごみが散らばっていることが多いことを確認しておく。

3 課題をつかむ

いつも“すっきり引き出し”にしておくにはどうすればいいか

4 "すっきり引き出し"だと,どんないいことがあるか考える。
○ 使う時のちがいを考えさせ,整とんされている場合の便利さやすっきりとした気持ちのよさに気づかせる。
5 "すっきり引き出し"を続けるために気をつけることを話し合う。


物の整理・管理
<学習用具>
・学校に置いておくワーク類は,必ず班で集めて棚にきれいに立てさせるようにするとよいでしょう。こうすると,うっかり持ち帰るということがなくなります。のりやファイルなども左の写真のように班ごとに整理しておくと,机の中の整理もしやすくなるでしょう。

   
 
・給食着や歯ブラシなど,週末持ち帰るものは個別に保管させておきましょう。保管場所に,名前シールを貼っておくと,誰が整頓できてないかや持ち帰る準備をしていないかがひと目でわかります。こうしておくことで,週末に持ち帰る際に,子どもたち同士で声を掛け合うことができるようになります。
・持ち帰らないといけない物のカード(写真右)を黒板に貼ることにより,子どもは,忘れずに持ち帰る準備ができるようになります。


<落とし物箱をつくらない>
・落とし物箱をつくったら,持ち主が現れないまま,どんどんたまっていってしまいます。落とし物があったら,まずはその周辺の友だち,そして全体に呼びかけるように指導しましょう。
・落とし主が現れたら,必ず名前を書かせてから席に戻らせます。こうすると,無記名の物が激減し,落としても持ち主に届けることができるようになります。
<筆箱点検>
 筆箱の中身を決めておきましょう。(全校共通できめておくとよいでしょう)
・例えば,「鉛筆は5本」と決まっていると,落とした場合でもすぐに気付いて探そうとします。
・筆箱の中身については,学級通信や懇談会の時にお願いし,家庭でも気を配ってもらうようにします。
・定期的に,筆箱の中身や記名について点検させる時間を設け,意識付けを行いましょう。

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