2 給食に関する指導

 指導参考例
準備・配膳
<給食当番表と配膳表の例>
・下の写真の当番表には,具体的に仕事内容が示されています。仕事内容に「パン・ごはん」と書いてあるだけでは,1年生の子どもは,パンを運んでくるのか,配るのか,片付けるのか迷ってしまいます。自分がしなければならない役割をはっきりさせておくことが,当番活動への意欲にもつながると思います。
・ 子どもたちが,スプーンを落としたり,おかずをこぼしたりすることがあります。そんなときのために,次週の当番を「お助け隊」などに決めておき,後の処理の手助けをするようにさせておくのもよいでしょう。

<食べる量の調節の例>
・「いただきます」の後,食べられる量にする。減らしたい子どもから,減らしたい食缶の前に並ぶようにします。次に増やしたい子どもが,増やしたいものの前に並ぶようにすると,「減らしたい人?」などと聞かなくてすみます。「半分減らしてください。」「一口増やしてください。」などと言うようにさせるとよいでしょう。
・「今日は,この線まで牛乳を飲んでみよう。」「この前より一口多く食べてみよう。」とそれぞれの子どもの実態に合わせて,教師が声を掛け,めあてをもたせることが大切です。教師が励ましたり,褒めたりすることで,子どもたち同士でも応援し合うような雰囲気が生まれます。
・量の調節をした後も食缶におかずが残っている場合は,具体的に「この野菜を食べると体の調子がよくなるよ。」「このお魚を食べると思いっきり遊べるよ。」など,具体的な効果を分かりやすく言うと,「食べたい!」というたくさんの手が挙がります。

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