5 安全に関する指導

 指導参考資料
登下校
1 主題名    安全な登下校
2 指導計画   第1次 『ともだちといっしょに,いつものみちで!』
            第2次 『じょうずなあるきかた,わたりかた』 (本時)
3 目標
 ○ 安全な登下校の仕方が分かり,安全を考えた登下校ができるようにする。
4 第1次 本時の学習
(1)本時の目標 
○ 一人で登下校をしたり,決まった道を通らなかったりすると危険なことや困ったことがあることを知り,上級生や友達と一緒に決まった通学路で登下校することができるようになる。
活動の流れ 指導上の留意点
1 朝,だれと一緒に登校したか思い出す。また,帰りはだれと一緒に下校するか思い出す。
○ 登下校の様子をビデオに撮っておき,その様子を見ながら思い出させるようにする。
2 もしも,一人で登下校すると,どんな危ないことや困ったことがあるのか考える。
○ 怪しい人のペープサートを用い,危険な場面を考えさせるようにする。
@T:「ねえ,○○に行きたいんだけど,道を教えてくれないかなあ」「車に乗って,教えてね」など,言葉巧みに誘う。
 児童の代表の反応を見た上で,左のことを説明する。
Aもう一度,@と同じようにTが声を掛け,正しい逃げ方を教える。
Bたとえ,知り合いの車でも,乗らないことを約束する。


『大声の出し方』
@「こわい目にあったとき,どんな声を出せばいい?」
* キャー 〜 相手にとって,怖くない声
* やめて 〜 実際には,怖くていえない
* たすけて 〜 実際には,怖くていえない
A「うおー」と,言えるようになろう
* 大きく息を吸う
* のどが痛くなるくらいに大きな声で
* 体が震えるくらい
○ 声の出し方については,実際にさせてみる。
○ 意見が出なければ,「こんなことが起きたことがあるよ。」と事例を紹介するのもよい。その上で,このとき友達や上級生と一緒だったらどうだったか考えさせる。
3 どの道を通って登下校しているか思い出す。
○ 校区内の絵地図を示し,どの道を通って登下校しているか確かめさせる。このとき目印になるものを地図に絵で記入しておくと分かりやすい。
4 もしもを違う道を通って登下校したらどんな危ないことや困ったことがあるか考える。
○ 道に迷ったり,知らない道で事故にあったりしたときなどの様子をペープサートで具体的に示す。
5 今日の学習で分かったことやこれから頑張ることの合い言葉を覚える。
○ 覚えやすい合い言葉を示す。
例:「ともだちといっしょに,いつものみちで!」

5 第2次本時の学習
(1)本時の目標
 ○ 登下校時の安全な歩き方や道路横断の仕方が分かる。
活動の流れ 指導上の留意点
1 安全な歩き方について話を聞く。
○ 前もって交通指導員の方や警察署の方などと連絡を取り,ゲストティーチャー(GT)として話をしてもらうようにしておく。
2 話を聞いて,グループに分かれ,実際に道路に出て安全な歩き方,道路横断の仕方をしてみる。
○ 4〜5人ずつくらいのグループを作り,順番に実際に歩かせ,安全を意識しながら道路を歩いたり,横断したりしているかを確認し,指導する。
3 安全な歩き方について大事なことを確かめる。
○ 主なポイントを明示する。
・車道から離れた方の歩道を歩く
・横断するときは必ず横断歩道を渡る
・手を挙げて,左右をしっかり見て車が止まったのを確認して渡る

項目のページにもどる