単元周辺の計画 〜効果的な言語活動にするために〜
「読むこと」の授業といってもひたすら読んでいるばかりではありません。話し合ったり,書いたりする場面を設けることも当然あります。

「話すこと・聞くこと」「書くこと」の領域で,どのようなことをしてきたか,今後どのような学習をするのかを視野に入れて考えましょう。

特に,方法としての言語活動を考えた場合,事前に経験させ,ある程度その方法に慣れさせておく必要があります。

内容によっては,国語以外の教科・領域とかかわることも考えられます。
朝の会,帰りの会,家庭学習,読書コーナーや掲示物などまで含めて,学習者の言語生活を広く見通しましょう。
授業の時間だけで力を付けようとせず,ほかの時間にも目を向けることで,無理のない指導をすることができます。
単元前後の流れを考え,今回付いた力が,次にどのような場面で生かされ,定着していくかを考えると,より効果的な言語活動にできるでしょう。
「読むこと」の授業は,授業で付けた力を読書生活につなげてこそ本当の力になります。学校図書館,地域の図書館との連携を図ることも考えましょう。