教室復帰を目指す子どもをどうとらえるか
 不登校の子どもの基本的な状態の変化を理解をしましょう。
 
 子どもの状態を判断する手だてとして,「
心のエネルギー曲線(下図)」があります。
これは,不登校の子どもたちがたどる一般的な過程を示したものです。
   (1985年に佐賀県教育センターが作成したものを近年の状況に応じて2005年に改訂)
△で示した箇所は,居場所として適応指導教室や保健室がある状態を表しています。
□で示した箇所は,少し活動的になってきた状態を表しています。
○で示した箇所が,ここでターゲットとする教室復帰を目指す状態です
この曲線についてさらに詳しく知りたい方は こちら
 不登校の子どもを個別に理解しましょう。
 上記のような一般的な理解は欠かせませんが,不登校の子どもの状況は様々で,支援を行おうとするときには個別の見立て(個人の状況を把握することなど)が必要です。
その子の状態を把握するために,下記のような方法があります。
3  支援者間の情報の共有化を図り,支援方針を考えましょう。
 いろいろな立場の人たちが情報を持ち寄り,それぞれの気付きや観察などを加味して支援の方針を考えましょう。それには,共通の情報記入シートなどがあれば便利です。
参考:適応指導教室で活用されている個別支援シート