■会計活用能力
 
★唐商生(3年)、3人日商簿記1級合格
佐賀新聞掲載日1998年08月16日
 
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〈唐津商生3人日商簿記1級合格〉
 
唐津市 日本商工会議所の簿記一級検定にこのほど、唐津商業高校三年生の三人が合格した。同校からは難関の簿記一級試験に連続して合格、昨年合格した三年生の二人と合わせ合格者は一挙に五人となり、関係者を喜ばせている。
 
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試験は六月にあり、全国の合格率は一〇・八%だった。3名のうち2名は、二月にあった全国経理学校協会の上級簿記検定試験の合格に続く快挙。三人とも簿記部で試験前には午後九時ごろまで学校で勉強を続けたという。
三回目の挑戦だったA君は「これまで一生懸命やってきたことがやっと報われた」と喜び、B君は「先生の熱意でやる気が出た。目標を達成できてうれしい」と話し、Cさんは「簿記を生かせる職業につきたい。今度は就職を目指して頑張る」と次の目標に気を引き締めた。
 
■情報活用能力
 
佐商生(3年)、情報処理「第1種」に合格
佐賀新聞掲載日1997年07月30日
 
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〈佐商生(3年)、情報処理「第1種」に合格〉
 
佐賀市 コンピューター技術の国家試験で、最難関の「第一種情報処理技術者」試験に、佐賀商三年のA君(17)が合格した。相良君はすでに「第二種情報処理技術者」や、「初級システムアドミニストレータ」の国家試験に合格しており、県内の高校生ではただ一人、三種類のコンピューター技術資格を所持している。
 
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「第一種情報処理技術者」試験は大卒程度の学力が必要とされ、パソコンなどの運用や業務、プログラム設計などコンピューター操作の高度な技術を問う。全国の合格率は一一%、県内では百十九人が受験し合格者は六人。高校生では相良君だけだった。
相良君は中学時代、ゲームを通じてパソコンに親しみを覚え、高校進学はパソコンを扱う同校の情報処理科を選択。部活動も情報処理部に入部した。二年の夏には、高校プログラム競技会の全国大会に出場し、個人の部で三位入賞を果たすなど、高校生ながらトップレベルのパソコン通=B
将来の夢は、パソコンのソフト開発や、ゲームプログラマーになること。相良君はより高度なコンピューター技術を深めるため、工学系の国立大学への進学を希望。夏休みは受験勉強一色に染まるが「第一種の合格が励みになる」と頑張っている。
 
 
★難関の「基本情報処理技術者」5人合格
佐賀新聞2004年05月23日
 
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〈難関の「基本情報処理技術者」5人合格〉
 
佐賀市 佐賀市の佐賀商業高情報処理部の生徒五人が、難関の国家資格「基本情報処理技術者」に合格した。
 
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同技術者試験は、プログラム設計やシステム開発の知識が問われ、社会人も含め合格率はわずか16%という難関。
将来、プログラマーになる夢を持つA君は、初挑戦で見事に突破。通学の電車の中でも少しずつ勉強を重ね、「自信はあった。落ち着いて試験に臨めた」と喜んでいた。三回目の挑戦だったBさんは「部活の時間に集中して勉強できた。今後、資格を生かして頑張っていきたい」と期待を膨らませる。
同部は今回、同じように難関とされる「初級システムアドミニストレーター」にも十四人が合格した。同部顧問の教諭も「生徒たちの努力が、結果に結びついている」と話す。
 
情報処理技術国家試験、鳥栖商の6人快挙
佐賀新聞掲載日1997年12月20日
 
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鳥栖市の情報管理科の生徒六人が、情報処理技術者の国家試験「初級システムアドミニストレータ」に合格した。合格者の平均年齢が二十七歳と、主にコンピューターを仕事で扱う社会人を対象にした難易度の高い資格試験で、担当の教諭も生徒と一緒に難関を突破、「七人」の快挙に同校は沸いている。
 
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同資格は「企業現場における情報化推進役」と言われ、国家試験は九四年に始まった。企業のコンピューター導入が進むなか、これから重要視されていく分野と注目されている。
十月の試験には、全国から約六万六千人が受験、データベースや表計算など五時間みっちりと行われた。合格率は三六%で、専門色が濃いためにソフトウエア企業の会社員ら一般や大学生がほとんどという。
同校では、この試験を授業の目標のひとつに置いて取り組み、昨年初めて二人の合格者を出し、ことしは、三年生四人と二年生二人が続いた。
二度目の挑戦で合格した安楽真理さん(三年)は後輩に、「最後まであきらめないで」とエールを送り、昨年から情報管理科を担当している教諭は「面目が保てました。これが、生徒の励みになるのを願っています」と話していた。
 
 
■マーケティング能力

★高校球児電卓名人に
佐賀新聞掲載日2003年04月13日
 
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〈高校球児電卓名人に〉
 
甲子園出場を目指して毎日練習を続ける高校球児が、電卓検定の最高位「名人位」に合格した。今年の名人位合格は全国で九人という超難関。野球の練習で電卓に向かう時間は限られながら、持ち前の集中力と負けん気で栄冠を手にした。
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この球児は、鳥栖商三年で野球部員のA君(17)。同級生のBさんも名人位、チームメートのC君(17)は八段に合格した。
検定試験は、日本電卓協会が毎年開催。加減算、乗除算、見取り算、伝票算の四種目で、三百問の問題を四十分間の制限時間内で解答する。七級から十段まで十七ランクあり、名人位は千八百点満点で千六百点以上得点しなければならない。
A君は珠算塾経営の母親香代子さんの指導で電卓を小学六年から習い始めた。最初はゲーム感覚で友達との競争が楽しくて続けてきたと話す。三月の検定前の三週間は野球の練習が終わった午後九時ごろから、夕食も取らずに特訓を続けた。
名人位合格者は検定が始まってから十五年間で五十七人しかいないという難関で、県内では初の快挙。野球のほうではチームが六日の県大会で優勝、九州大会の切符を手にした。
平川君は「どちらも同じくらいうれしい。まず野球の九州大会で初戦突破を目指す」と話すが、秋には電卓競技の九州大会もある。これまであと一歩のところで団体入賞を逃してきただけに、三人とも今年こそ入賞をと意気込んでいる。

★〈杵商生(2年)電卓検定で6段合格〉
 
佐賀新聞掲載日1998年03月28日
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大町町 電卓を使った計算処理の速さと正確さを証明する「電卓計算能力検定」(全国経理学校協会主催)で、杵島商高商業科二年のAさん(福富町)が六段に合格。千点満点中、七百五十得点以上に与えられるもので、同校の生徒では最高段位となる快挙。
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検定は、四―十一けたの数字が並ぶ伝票様の計算問題など五種目を、それぞれ十分間の制限時間内に処理するもの。段位獲得は、商業科の計算事務授業の上級者が目指す一級の、さらに二倍の計算量が求められるという難関。Aさんは、小学校二年生からそろばん塾に通い、同校珠算部長を務めるそろばんのベテラン。しかし、電卓には同校入学までなじみはなく、計算事務の授業で学んだ一年生時に二級を獲得した。今回は、検定一カ月前から一日約二時間の独習を重ねてきた。「出題の数字の列が自然に目に飛び込んでくる」とそろばんの練習を通じた効用を挙げ、「数字を眺めていると楽しい」と言うAさんは、さらに上級を目指したいと話していた。