私たちはたくさんのものやサービスに囲まれて、生活しています。そして何でも手に入る大変便利な生活を営むことができるようになっています。例えば、私たちが食事をすることを考えてみましょう。家で食べるときは、その食材を近くの商店街やスーパーなどで買えるし、夜遅くても、近くのコンビニエンスストアで買うことができ、それを自宅で調理して食事をしています。また、ピザや寿司などの宅配を利用することもあります。あるいは食堂やレストランなどで外食する場合もあるでしょう。近ごろでは、できあがった弁当やおにぎり、ハンバーガーなどをコンビニエンスストアやファーストフード店で買い求め、自宅で食べたり、公園などの屋外で食べたりすることもあります。このような便利さは、顧客が欲しいと思う商品を次々に生産し、それを顧客が買いやすい店まで運び、私達の手に渡るように橋渡しをする生産・流通の仕組みがビジネスとして成り立っているから可能になっているのです。しかし、このように生産・流通を通して私達の手に渡る商品も、生活を便利にする一方で、安全性の問題や環境問題などの社会的な問題に関係することがあります。このような社会的なマイナス面についても正しく理解することが大切です。これから学習する内容は、
@消費者が欲しいと思う商品はどのような商品か?
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A顧客が求める商品はどのようにつくられているのか?
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Bそのような商品がどのように運ばれ、私たちが買いやすいように売られているのか。さらには、それらの商品が社会に受け入れられ、問題が生じ ないようなあるべき姿などについて学習します。
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