1.目標

  情報通信ネットワークシステムに関する知識と技術を習得する。主な内容としては,ネットワークの種類,伝送の手順と接続方式,ネットワークの構築,ネットワークの運用と保守,また,安全対策などの基礎的な知識と技法を習得する。
  特に企業が求めているインターネット技術者を育成するために要求される基礎的な知識と,技術を確実に身に付ける。

2.内容 

(1)ネットワークとは?

ア.LAN

イ.WAN

ウ.インターネット

エ.ネットワークの構成

(2)LANの基礎

ア.LANの構築

イ.種類

ウ.伝送媒体

エ.NIC

(3)LANの拡張

ア.LANのハードウェア

イ.集線装置と種類

ウ.ルータ

(6)ハードウエアの種類,接続の形態

ア.イーサネット

イ.ピアツーピア型

ウ.クライアント/サーバー型

エ.LANに必要なハードウェア

3.科目の概要説明

  インターネットはとても身近な存在になってきました。しかし,身近になった割には,インターネットを含めてネットワークのしくみやLANの基礎知識を知らずに使っていることが多いのではないでしょうか。また,会社や個人でも複数台のPCを所有しいることは珍しくありません。PCインターネット網につなげることは必然的ともいえます。今の時代は,文系・理系を問わず,ネットワークについての知識を持つことは常識になっています。
  ネットワークとは,コンピュータを相互に接続し,コンピュータ上で扱われる様々な情報を交換しあうための情報通信網です。コンピュータ同士を単純に結ぶだけではなく,地理的,物理的に離れているコンピュータ間でも結び付けることが可能です。つまり,単に情報を伝えるだけではなく,すばやく,遠くまで情報を伝えるために,ネットワークは広い分野で利用されています。コンピュータは,計算をする機械から情報を処理する装置にその意味合いを変えています。また,EWSやパーソナルコンピュータの登場によって,個人が1台またはそれ以上のコンピュータを使用する環境も特別ではありません。複数のコンピュータが存在する環境ではコンピュータを相互に接続してより高性能,高度な利用環境とするネットワークが発達します。当初は一部研究者達だけが利用できたインターネットが一般ビジネス・家庭・大学・小中高校に広がってきました。この科目では,ネットワークの管理者としてWindowsをベースとしたネットワークの基本的知識を修得します。

4.取得可能な資格

○初級システムアドミニストレータ
○基本情報技術者試験