スクイグルゲームとは?
1 スクイグルゲームとは?
 スクイグルゲームは,イギリスに昔から伝わっている子どもたちの遊びを,小児科医であり,精神分析家であるウィニコット(1971)が精神分析療法へと発展させたものです。
 基本的には,1対1で行い,一人が意味の曖昧な線を描き,もう一人が,その線に描き加えて何かの形にします。
 しかし,やり方は実施する人や受ける人によって臨機応変に変えられます。
この研究の中では精神分析療法としてではなく,子どもとコミュニケーションを取るためのスクイグルゲームとして実施しています。 
2 スクイグルゲームの具体的なやり方      実践はこちら
好きなようにグルグル書きをしてね。 次にその線をもとにして
何かの絵にしましょう。
(1)用意するもの
・画用紙(八つ切り。コピー用紙など何でもよい。)
・サインペン,クレヨン,(その他,鉛筆,色鉛筆,クーピーなどから選ばせてもよい。)
(2)導入のしかた(例)
・「お絵かきあそびをしようか。」
・「どちらか一人が,適当に一筆書きで好きなように線をひいて,その後でもう一人がその線を使って何かの絵に仕上げる遊びだよ。」
(3)教師の関わり方
・作成中…ゆったりと生徒が描く様子を見守ります。
・完成後…作品を眺めながら何を描いたのかなと話したり,できた絵を使って物語を作ったりします。
(4)時間
・絵を描いている時間は20分〜30分です。