スクイグルゲーム 体験例2 
スクイグルゲームをしているときに考えること,感じることを大人同士で体験しました。
完成作品  完成作品を使って作った物語
 感 想
 エゴグラムの結果(実施前後の差を表示)
     描いている過程(番号は描いた順番をあらわしています。)
           Cさんが線を描き、Dさんが絵にする。Dさんが線を描き、Cさんが絵にするを繰り返しています。
Cさんが描く Dさんが絵にする Dさんが描く Cさんが絵にする
ラインをみて,イルカかバナナだ!と思った。イルカは描くのが難しいからバナナにした。 自転車を何色にするか悩んだ。でも,バナナの黄色がとてもきれいだったので自転車は緑色にした。
この日プランターにたくさん植えた。 この場所が山のふもとだから。

適当に描いてみた。 何にしようか迷った結果,クレヨンの箱に書いてある鳥の絵を見て,鳥の絵を描くことに決めた。黄色や緑,オレンジなどのビタミン色が好きだから。
アンパンマンを家で描いているらしいから。ここでも描いてもらおうと思って。 卵が割れたところを描こうとしたが,結局アンパンマンにした。

 完成作品を使って作った物語

Cさん
鳥さんと別れてもうすぐ約束の場所です。待ち合わせの場所は公園の花畑。「よーし,あと少しだぞ。久しぶりの自転車は少しきつかったけど,気持ちがいいな。」
 公園に着くと,きれいなパンジーの花がアンパンマン を出迎えてくれました。「いらっしゃい,アンパンマン。今日は自転車なの?」「うん,みんなとにこにこ山にサイクリングに行く約束なんだ。」「楽しそうだね。帰りに思い出話を聞かせてね。「あ!みんな来たんじゃない?」「うん,じゃあ,行ってくるね。」「いってらっしゃい,アンパンマン。」アンパンマン楽しい一日が過ごせるといいですね。

Dさん
ある晴れた日,太陽 に誘われて自転車君は山へサイクリングに行きました。山にはきれいに咲いた紫色のパンジーがたくさんありました。その森は花や実のなる豊かな森です。それで,自転車君は周りに見とれてしまって森の中で迷ってしまいました。そこへ,幸せの尾長鳥が飛んできました。そして,自転車君を道案内して自分の家に招待して,リンゴやバナナ,ミカン,サクランボなど 森の果物 を出してくれました。さらに,自転車君が果物を食べている間,アンパンマンを呼んでくれたのです。尾長鳥とアンパンマンと自転車君はとても仲良しになりました。帰り道がわからない自転車君は別れを惜しみながら,楽しい思い出を胸にアンパンマンに誘導されて帰って行きました。
 
 感 想
はじめは,クレヨンがあったので何か描くのかと思って,絵が下手なのでドキドキした。でも,描いているうちに楽しくなった。


エゴグラムの結果
(実施前後の差を表示)
5つの自我状態 批判的な親 保護的な親 (理性的な)大人 自由な子ども 順応した子ども
Cさん +1 −1
Dさん −6 +3 +3 −7
Cさん  わずかだが,“保護的な親”が高くなり,“順応した子ども”が低くなったことにより、相対的に優しく,自由に振る舞える状態になっていることがわかります。
Dさん  “批判的な親”が低くなり“保護的な親”が高くなっている。また、“自由な子ども”が高くなり、“順応した子ども”が低くなったことより、優しく、自由に振る舞えていることがわかります。