スクイグルゲーム 体験例1 
スクイグルをしているときに考えること,感じることを大人同士で体験しました。
 完成作品  完成作品を使って作った物語
 感想
 エゴグラムの結果(実施前後の差)
     描いている過程(番号は描いた順番をあらわしています。)
           Aさんが線を描き、Bさんが絵にする。Bさんが線を描き、Aさんが絵にするを繰り返しています。
Aさんが描く Bさんが絵にする Bさんが描く Aさんが絵にする
1. 2.
とりあえずぐるぐる書きと言うことなのでこのように描いてみた。 昨日,子どもと遊んでいたからびっくり箱のイメージになった。 四つ葉のクローバーの形にしようと思ったが,易しすぎかと思い少し変形させ。 ミッキーマウス のキーホルダーを持っているから描いた
3. 4.
好きなハートの形をどんな形にしてくれるのかな・・。楽しみだな。 ハートマークにしたかったが,ちょっとひねってみた。 グルグルのイメージで描いた。 かわいがっている飼い犬を思い出した。
5. 6.
曲線ばかりだったから直線を描いてみた。 攻撃的な感じを与えるかもしれなかったが,恐竜が好きだったから。 前に直線が描かれたのでお返しに直線と曲線の組み合わせを返した。 アクセサリーが好きだから思いついた。


  完成作品を使って作った物語

実施者A
ある静かな村に突然恐竜 が現れました。お城でかわいがられていたビーグル犬のジョイ君 はびっくり,ウォンウォンと吠えて追いかけていました。木の陰からキツネのゴン がその様子を見ていました。ゴンはジョイ君に誘われて一緒に恐竜を追いかけました。走っていると木の陰からひょいっと出てくる物が・・・。なんとそれはミッキーマウスの手でした。「やあ,どうしたの?僕も仲間に入れてよ。」「しょうがないなあ,ちゃんと追いかけろよ。」とジョイ君とゴンは言って3人で追いかけました。やがて疲れた3人は相談して恐竜をびっくり箱型の罠を仕掛けました。しかし,あっけなくその罠は踏みつぶされてしまったのです。そこへその騒ぎを知った優しい王女様 が「私が恐竜と戦います。」と言いました。しかし,戦う前に恐竜は美しい王女様に一目惚れし,おとなしくなりました。やがて,お城で王女様とゴンとミッキーマウスとジョイ君は一緒に楽しく暮らすことになりました。めでたし,めでたし。」
実施者B
ある王女様の国に怪獣 がやってきて,国を滅ぼそうと暴れ回っていました。そこへ勇敢な犬が何とかやっつけようとして吠えたり,噛んだりしてくれました。その結果,その国から怪獣は去り,平和が戻りました。犬の活躍を見ていたキツネ は犬のことを大好きになりました。でも,何もできずにいるキツネ。そこへ,ミッキー が現れて,「これをプレゼントしたらいいよ。」と箱をくれました。キツネは犬へそれをプレゼントしたのですが,実はびっくり箱 だったので,犬は驚いてしまい,キツネの想いは伝わらずキツネは落ち込みました。でも,王女 の微笑みで,キツネと犬はとても仲良くなったわけではありませんが,今まで通りの平和な日々を暮らすことになりました。





  感 想
  意外に自由にかけた。好きな形をどんな物にしてくれるのか楽しみだった。シェアリングでは笑いが絶えなかった。
 とても楽しい時間だった。

エゴグラムの結果
(実施前後の差を表示)
5つの自我状態 批判的な親 保護的な親 (理性的)な大人 自由な子ども 順応した子ども
Aさん −2 +4 +4 +2 −2
Bさん −1 −2 −4
Aさん  全体的にプラスになっていることからエネルギーが高まっていることがわかる。“批判的な親”と“順応した子ども”が下がっている(いずれも−2)ことから,相対的に相手に対しての優しさが増し,自分自身が自由でいられるように変化していることがわかります。
Bさん  “批判的な親”や“理性的な大人”,“順応した子ども”の自我状態が下がっている(順に−1,−2,−4)ことから,相対的に相手に優しく,自分の枠をはずし自由に振る舞えるように変化していることがわかります。