再現構成法とは
 再現構成法の授業では,「聴覚」が大事にされます。

 資料との出会いは,短冊や絵を提示しながら教師の読み聴かせによって行われます。効果音やBGM等も利用して,彼らの感性を刺激して想像の世界へと導きます。そうすることによって,生徒たちを集中させ,登場人物の置かれた状況やその時々の気持ちを考えやすくしていきます。

 小学校の実践事例に多く見られる方法ですが,中学校でも,読み物資料で文章を読むことに抵抗がある場合や,資料の文章が長すぎる時などには,有効な方法だと思われます。

 * 詳しく知りたい方は,
      押谷由夫・宮川八岐編集
         『道徳・特別活動 重要用語300の基礎知識』(明治図書)
      八木下陽子・金山京子
         『一枚絵・場面絵で創る再現構成法の道徳授業 小学校編』
         (明治図書)
   等が参考になります。