登下校中に雷に遭遇したら?

 毎日の生活の中で最も雷に遭遇する確率が高いのが,登下校中でしょう。年間登校日は200日以上あり,1年間では相当の時間屋外にいることになります。そして,子どもたちは雷の危険性についてあまり知識がありません。大きな雷鳴が聞こえれば,怖くて逃げるでしょうが,まだ雨も降っていないときに落雷が起こることもありますので,登下校の時間帯は,雷鳴には大人が注意しておきましょう。下校のときは帰宅時間を遅らせることができますが,登校時は,遅刻しないように急ぐかも知れません。雷のときは時間に融通を利かせることを,事前に保護者へ知らせておくようにしましょう。
 大雨のときには雨雲が発達して雷が発生することが多いのですが,時間帯では統計的に明け方と午後に集中豪雨があっているようです。午後は下校時間と重なります。明け方に雨が降りやすい理由はまだ分かっていませんが,その時間には幅があり,登校時刻に重なりますと,事故が発生することも考えられます。
 関東や東海地方などでは,地震の避難訓練を比較的頻度多くしています。佐賀県でも地震や雷の危険性について,火事の避難訓練のように繰り返し指導しておけば,全国どこへ行っても通用し,一生役に立ちます。