山で雷に遭遇したら?

 尾根など見晴らしのよいところは危険です。低いところを探して,尾根や頂上からできるだけ速く別の場所に移ります。
 金属によるアースのある山小屋であれば大丈夫ですが,あずま屋のような簡単な造りの建物は注意が必要です。雨宿りはできますが,金属によるアースがなければ,屋根に落雷した後,人に飛び移ったり,柱から側撃を受ける恐れがあります。中央付近で,できるだけ姿勢を低くして,突起物をはずして雷の通り過ぎるのを待ちます。
 天候が急変するにしても,ある程度の時間はかかります。常に注意を払い,登ることだけに意識が集中しないように心掛けましょう。