U 学習指導案    小学校第3学年 「 総合的な学習の時間 」


1 単元名 「もっと知りたい いろいろな国のこと!」(平成13年11月実施,40名)
      〜遠隔授業(TV会議)を通した交流を通して〜

                                          授業実践者:柴田昌範 授業実践者へのメールはこちらから

2 単元とその指導について
○ 教育現場にコンピュータが配置されて久しい。本校でも,衛星回線を使ってインタ
 ーネットに高速で接続し利用することが可能になった。また今日は,国際化社会であ
 り,テレビや新聞などでアメリカなど諸外国からの情報が,テレビ,新聞などを通し
 て,子どもたちの目や耳にも入ってきている。その国際化社会の中で,日本と最も親
 密な関係を持っている国がアメリカであるといえるだろう。

  そこで本単元は,テレビ会議でアメリカのことを話してもらうことをきっかけにし
 て諸外国についても興味・関心を向けさせていきたい。諸外国のことを調べ,発表を
 する活動を通して,情報を収集する能力を伸ばしたり,情報を整理し,分かりやすい
 ように表現方法を工夫したりする能力等も養っていくことができると考える。また,
 本単元の指導を通し,自分で課題を見つけ問題を解決する資質や能力愛国心や郷土愛
 豊かな人間性の育成など,子どもたちに「生きる力」を育てていきたいと考える。


○ 本学級の子どもたちに将来,行ってみたい国があるかを尋ねてみると,アメリカを
 はじめ,中国,ロシア,ドイツ,イタリア,フランス,イギリス,カナダなど,いろ
 いろな国々の名前を数多くあげ,諸外国に対して興味・関心を示していることが分か
 った。
  また,1学期に音楽で,世界の国々の遊び歌を学習した際は,外国の遊びや言葉や
 音楽などに対して強い興味・関心を示した。コンピュータを使った学習に関しては,
 1学期から,CD-ROMなど教科用の学習ソフト等を利用してコンピュータに慣れ親しん
 できている。コンピュータを使った学習には,とても意欲的で,操作にも慣れてきて
 いる。インターネットを使った調べ学習やテレビ会議を使った授業についてはまだ経
 験がないく,各教科で学習したことの情報の発信についても,これまでのところ,学
 級,学年内までにとどまっており,受け手を十分に意識した情報の発信には至ってい
 ない。


○ 本単元では,テレビ会議を通してわき起こった子どもたちの諸外国へのいろいろな
 疑問や興味・関心を大切にしながら,本単元の学習を仕組んでいきたい。そのために
 子どもが調べたい国や発表したい方法などを自己選択できるような学習ができるよう
 に物的及び人的支援ができるようにする。また,教室だけでなく,活動や作業の内容
 によってはパソコン室,学年集会室,あすなろ広場,図書室などを利用できるように
 空間的支援の工夫をする。時間を弾力的に運用し,子どもたちの活動が途切れないよ
 うな工夫する。インターネットによる情報収集を積極的に利用できる環境を整える。
 単元におけるコンピュータや情報通信ネットワークの活用について
 交流の始まりにおける活用(出会いの場)
  テレビ会議を利用し,子どもたちが知りたいと思っている最新の情報を生でアメリ
 カに住むN先生の家族から得ることができるので,子どもたちは,アメリカのことを
 この交流を通して,より身近に感じることができると考える。そのため,導入段階で
 テレビ会議システムを活用することで子どもたちの学習意欲を高め,課題意識をしっ
 かり持たせることができる。
 ・交流をひろげる段階での活用(学習成果を発表する場)
   発表の場で,テレビ会議システムを活用することで,海を隔て遠く離れたアメリ
  カに住むN先生の家族ともリアルタイムで交流することができることで今までの学
  習以上に,子どもたちの課題意識や学習意欲の高まり相手意識を持って課題に取り
  組むことができる。
3 単元の目標
○テレビ会議を通した交流をすることで自分たちが住んでいる国と諸外国との間には違
 いがあることに気づき,諸外国の生活・文化などについて積極的に調べようとする。

○調べたことを発信していくために,分かりやすいように,表現方法を自分たちで選択
 したり,工夫したりしながら,まとめ,発表することができる。

4 単元の計画
 (全14時間)

5 本時の学習指導 
(1/14) 場所:パソコン室 時間:4校時
 (1)目標
   ○アメリカに関する話を聞き,日本との違い気づいたり,海外のことに興味・関心を
    持つ

   ○テレビ会議を通して,質問したり,感想を出し合って楽しく交流することができる。   
 (2)利用環境
 <本校の環境> ISDN(64kbps)によるダイヤルアップ接続 
   OS:Windows 98,使用ソフト:NetMeeting,USB外付けカメラ,外付けマイク
   スマートボードビデオプロジェクター,TA
  <アメリカのN先生宅>CATV網を利用したインターネット接続 
   OS:Windows Me,使用ソフト:NetMeeting,USB外付けカメラ,外付けマイク
 (3)展開
児童の活動 教師の指導と支援(※評価)
1 本時は,アメリカに住んでいるN先
 生の家族とテレビ会議をすることを確
 認する。
・・
学習課題
アメリカにいるN先生の家族から「テ
レビ会議システム」を使ってお話を聞
こう
2 TV会議を開始し,あいさつをか
 わした後アメリカのことについて,N
 先生の家族からお話を聞くのを楽しみ
 にしていたことを伝える。

3 テレビ会議を通してアメリカに住む
 N先生の家族のお話を聞く。
  <予想されるお話の内容>
  ・日本とアメリカの時差
  ・アメリカ大リーグとイチロー人気
  ・アメリカの貨幣と硬貨
  ・食事や食生活の違い
  ・日本と現地の小学校の違い
  ・アメリカの流行っている遊び

4 N先生からの話が終わった後,質問
 や感想などをテレビ会議システムを
 使って発表をする。
  ・初めて知ったこと
  ・不思議に思ったことなど

5 今日の活動を振り返り,感想を書き
 き自己評価を行う。







・・
6 次時の予告をする。
○前にみんながアメリカについて知りた
 いと思って質問した内容は,E-mailで
 送付していることを伝え,本時への意
 欲をさらに高めたい。




○NetMeetingの回線をつなぎ,お互いあ
 いさつを交わして,E-mailで送った子
 どもたちへの質問に触れながら,話を
 してもらうようにお願いをする。

○テレビ会議のよさを生かしていくため
 に一方通行の話にならないように,
 イズを出してもらったり,こちらか
 らもときどき補足説明を求めたりする
 。
○N先生だけでなく,奥さんや,子ども
 たちと同じ3年生であるYくんからも
 話をしてもらい温かい交流ができる
 ようにする。
・・
※自分たちが住んでいる日本との違いを
 考えながら,興味を持って話を聞くこ
 とができたか。


○アメリカに関する話を聞いて疑問に思
 ったことやもっと知りたいと思ったこ
 とや感想などをテレビ会議を使って発
 表させる。
※質問や感想を出し合いながら,テレビ
 会議システムを通し,和やかに交流活
 動ができたか。
※自分たちが調べた諸外国との違いや自
 分たちが住んでいる日本との違いを考
 えることができたか。